齋藤 智世の授業に役立つホームページ   (火曜の会メールマガジンより)

楽しみながら、科学実験にトライ!
(N0.50 2001/10/30 掲載)

 
 ノーベル化学賞の受賞が決まった野依良治さん(名古屋大大学院)は、理科離れの風潮について「われわれ研究者はもちろん、マスコミや行政も、一般の人が理科に興味を持つよう努力してこなかったのが原因。理科は国のために学ぶのではなく、自然や宇宙の仕組みに興味を持ち、それを知ることで、人間が幸せに生きていくために学ぶもの」と語っていました。
(Yomiuri On Line 『教育新世紀』  http://www.yomiuri.co.jp/education21/index.htm)
 そこで、子どもたちが「へえーっ!」「あれっ?」と科学の不思議やおもしろさに気づいてくれるような楽しい実験、おもしろい実験を紹介しているページを探してみました。理科の授業や総合的な学習の時間だけでなく、クラブ・課外活動や学校以外の場でも遊び感覚で積極的に実験に取り組んでくれるといいなと思います。


●『実験集 目次』  http://www4.justnet.ne.jp/~barkhorn/homeindex.HTM
 杉山剛英さんのページで、『杉山剛英の科学実践』内にあります。高校での実験が中心ですが、中学でも扱える実験が入っています。「紙容器でお湯を沸かそう」などは、小学生でも楽しめそうです。


●『いますぐできるわくわく化学実験(演示編)』  http://www3.justnet.ne.jp/~konan/waku/index.htm
 鬼塚公志さんのページです。サブタイトル「化学の授業にときめきと感動を」や、文中の言葉「『とにかく化学はおもしろい。』この感動を生徒に伝えられたらと思います。」が示すとおり、楽しく、おもしろそうな実験をたくさん紹介しています。目的、所要時間、効果、準備、手順など、図入りで詳細に書かれていますし、参考文献も記載されていますので、とても参考になります。実験は高校の化学の学習内容に関連付けて掲載されていますが、中学でも取り入れることができそうです。また、小学生、中学生でもできる実験として、[第12章 その他・環境教育] [第13章 食べ物を作る][第14章 家庭用品をつくる・遊ぶ]があります。一昔前までは遊びとして行なわれていたことも、科学の目で見ると実験になるところがおもしろいですね。


●『斎藤の部屋(理科) 』  http://isweb29.infoseek.co.jp/school/asaitou/
 Atushi Saitouさんのページです。たくさんの実験や実践事例を紹介しています。実験の様子を写真で紹介しているものもあります。キーワード検索も可能です。お勧めマークもついていますよ。


●『NGKサイエンス・サイト』  http://www.ngk.co.jp/site/site.htm
 日本ガイシ(株)が提供しているページで、Newtonに掲載されている「家庭でできる科学実験シリーズ」の内容が載っています。実験内容は、物理、化学、生物など、広範囲を扱っています。どれも、子どもに「あれ?」「えっ!?」と思わせるものです。2000年分には、川遊びしながら、透視計を作って川の汚れと川底にすむ生き物の種類を調べたり、むらさきキャベツで酸性雨を調べたり、炭を使って水をろ過したりなど、環境学習に役立ちそうな実験がありました。


●『私の好きな化学実験や反応の紹介』  http://www.geocities.co.jp/Technopolis/5239/index.html
 領域に分かれていませんが、様々な実験が紹介されています。薬品や特別な器具を使った実験もありますが、簡単な装置や身のまわりのもので実験できるものもたくさんあります。実験の途中経過の様子を写真で紹介しているものなどは、わかりやすく、安心して実験に取り組めそうです。わからないところを質問するには、掲示板も利用できます。


●『こうのあきらのがらくた箱』  http://www2.hamajima.co.jp/~nisiki/indexgara.html
 こうのあきらさんのページです。実験に関する情報は、「身近に出来る実験・観察特選」として[もっと身近にサイエンス]に掲載されています。[理科実験室・準備室]にも実験紹介があります。こちらには、便利な教材・教具の紹介もあります。


●『みんなの理科教室』  http://133.96.51.58/rika.htm
 愛知教育大学教育学部物理学教室石田研究室が運営するページです。小学生向きの内容になっています。
 [理科教室のもくじ]→[やってみよう!]で実験を紹介するページにたどり着きます。ここでは実験方法だけでなく、科学的な説明もあり、難しい漢字には読み仮名も添えられています。
 ぜひ活用したいところに、小学生や中学生が質問できる[しつもんコーナー][しつもんかいとうコーナー]があります。返事は、Eメールでも、回答コーナーへの掲載でも、好きなほうを選べます。過去の質問&回答にも豊富な情報がありますので、一読の価値あり。

 質問は科学技術振興事業団『サイエンスQAひろば』http://qa.jst.go.jp/でも受け付けてくれます。こちらは複数の回答をもらったり、回答者とのやりことも可能なようです。


●『インターネット版【なるほどの森】 』  http://member.nifty.ne.jp/kume/naru/indexj.html 以前、夏休みの自由研究向けに紹介した、モリユミコさんのページです。身近に楽しめる実験がたくさん紹介されています。


●『インターネット版【お薦め実験】』  http://www.edu.ipa.go.jp/mirrors/rika/JKEN/index.html
 NIFTY-serve教育実践フォーラムの【理科の部屋】で話題となったものを掲載しているページです。力学、熱、波、音...と、かなり細かい分類で紹介されています。

 紹介するページを調べていく中で、今回紹介した中のいくつかは『理科関連HP(ホームページ)集』としてCD-ROMで配布されていることがわかりました。理科関連HP集制作プロジェクトの方々が制作し、87サイトものHPが収められています。CD代金+郵送手数料で入手できるようです。詳細は『理科関連HP(ホームページ)集』  http://www2.hamajima.co.jp/~nisiki/rikahp/index.html  をどうぞ。


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