齋藤 智世の授業に役立つホームページ
(火曜の会メールマガジンより)
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野鳥観察を行なう時に利用できるのは・・・
(N0.38 2001/05/15 掲載)
5月10日〜16日は愛鳥週間です。今回は、野鳥の観察などに利用できるページ をご紹介します。
「授業に役立つ」という視点に立つと、野鳥図鑑で調べる、バードウォッチン グのノウハウを知る、野鳥観察に行くための情報を得る、環境問題と絡めて考え るなど、いくつかのアプローチがあると思います。また、鳥の姿を写真で見るの とイラストで見るのとでは、得られる情報も異なってきます。そんなことを考慮 しながら、ページを紹介してみましょう。
●キーワードで検索可能な野鳥図鑑がある『日本野鳥の会』
http://www.wbsj.org/index2.html
(財)日本野鳥の会のページです。
「超入門インターネット野鳥講座」は、環境、季節、地域、大きさ、種名などを 入力すると検索してくれるシステムになっています。名前の五十音順の図鑑はよ くありますが、‘すずめぐらいの大きさで春に見られる鳥は?’などで調べてく れるところがとても貴重な存在です。しかも、説明ページは写真ではなく、雄と 雌のイラストで表現されており、さえずりや地鳴きも聞けます。印刷用PDFファイ ルもダウンロード可能です。
「超入門インターネット野鳥講座」内の「やさしいきもちフィールドマナー」 や野鳥観察の感想を書き込める掲示板もいいですね。その他、「野鳥を知るため に」内の「ひなこのお散歩鳥講座」は、会話形式で野鳥の生活や行動を説明して いてわかりやすいと思います。「保護活動ご紹介」でも、考え方や実際の活動の 解説や関連リンクなどの情報が入手できます。
● とても重宝する総合野鳥情報サイト『Yachoo! オンライン野鳥情報』
http://www2u.biglobe.ne.jp/~yachoo/
猪狩敦史さん、とがみ源太郎さんのサイトです。
ここの「野鳥図鑑」は、鳥の大きさ別に、色や観察の時期、場所、難易度が一 目で見渡せる表になっているので、「どれかな」と見比べながら探すのに適して います。しかも、各鳥の解説は、写真、特徴、採食や繁殖、分布など情報が豊富 で、法律や条約、協定などで保護されている鳥かどうかもわかります。「野鳥質 問箱」では、質問もできますし、過去のFAQも豊富に出ています。コラム、詩 などが載った「野鳥喫茶」や掲示板での交流もできそうです。野鳥について調べ るにはとても重宝するサイトです。
●親しみやすい紹介文『日本の鳥シリーズ』
http://www.suntory.co.jp/culture/birds/birds-back.html
(株)サントリーが提供する、愛鳥キャンペーンの中にあり、イラストと文章で鳥 を紹介するものです。五十音順で名前が出ていますので、名前から検索すること になります。鳥の特徴を文章で紹介しているため、データベース的な図鑑よりは、 親しみやすさを感じます。
●教育の視点から見た『野鳥と教育 〜鳥を学ぼう〜』
http://homepage1.nifty.com/bird-edu/
宮城県の小学校の先生が運営しているサイトです。「自然のバロメーターである 野鳥の魅力(みりょく)を紹介したい! 一人でも多くの小学生や先生方に、身 近な自然に興味を持ってもらいたい!」の言葉どおり、教育と関連付けられた情 報が載っています。
「小さな写真館」では、たくさんの鳥の写真と声も紹介されています。「観察 日記」や「エッセイ」も学習動機付けの手がかりになりそうです。野鳥への給餌 や宮城県伊豆沼を調査する環境教育実践例も掲載されています。
●バードウォッチング入門『☆★バードウォッチングにでかけよう!★☆』
http://www.ask.ne.jp/~jspb/IKOU.HTML
(財)日本鳥類保護連盟が行なう環境教育事業の資料です。子ども向けに、バー ドウォッチングにでかけるための準備について説明しています。
「目次にもどる」でジャンプすれば、子ども向け鳥情報ページ「子ども鳥博士だ っ」や平日小学校へ講師を派遣してくれる「イベント等への講師派遣 」、専門用 語の解説がある「野鳥マメ知識」、保護活動情報などにもたどり着けます。
●情報満載リンク集『H.Hiraizumi's Birding Page』
http://www.kt.rim.or.jp/~hira/birding/index.html
Hiraizumi Hidekiさんのページです。「日本の野鳥に関する総合データベースを 構築することを目標」としているだけあって情報量は豊富で、リンクは目的別に 整理されています。何かを調べたいと思ったら、訪れてみてください。(ただし、 「日本の野鳥リンク集」は整理中のようです。)
「身近な野鳥で環境診断」などは、環境問題を学習する時に取り組みやすいイ ベントだと思いました。
●大きめの写真がうれしい『野鳥の杜』
http://www5b.biglobe.ne.jp/~wildbird/
K. SHIMIZUさんをはじめとする幾人かのスタッフによって作られたページです。 日本国内に生息する野鳥のオリジナル写真を407種(5/14現在)掲載しています。
ただ、野鳥を、名前ではなく仲間別にグループ化してページをつくっているので、 「日本産鳥類リスト」で目、科、種を確かめて、それからバックナンバーのどれ にあたるかチェックする必要があります。撮影エピソードを読むのもの楽しいで すよ。
●『BIRDER』
http://www.bun-ichi.co.jp/birder/birder.html
文一総合出版のページ内にある、バードウォッチングマガジンです。この中で授 業に役立ちそうなのは、いつどこでどんな鳥が観察できたかを記載した「birdin fo. オンライン版野鳥情報ネットワーク」です。観察者の投稿によって作られた ものですが、自分の身近でどんな鳥が見られるかの情報が見られます。すべての 県の情報が出ているわけではありませんので、あしからず。
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