齋藤 智世の授業に役立つホームページ   (火曜の会メールマガジンより)

森や木を扱った学習
(N0.37  2001/05/01 掲載)

 
        
 GWの真っ最中。桜前線も北海道に上陸し、木々の若葉がまぶしい時期となり ました。おりしも4月29日はみどりの日。
 ということで、今回は、森や木をテーマに選んでみました。先生が授業を組み 立てるときの参考になるページや子どもたちが調べるときの入り口となるページ を挙げてみます。


●子ども向け資料充実『緑が育つ 人が育つ 国土緑化推進機構』  http://www.green.or.jp/
(社)国土緑化推進機構のページだけあり、サイトも充実していて、情報も豊富で す。子ども向けの教材となりそうなのが、森林の役割や人間とのかかわり、観察 や標本作りを説明した「森林の話」です。
 調べ学習の資料として活躍するのは「みんなの森データ編」です。‘子どもた ちのための森林データ集’とうたっているだけあって、写真やグラフを用いた説 明がわかりやすく出ています。[テーマで探す]や[サイトマップ]を利用すれば、 テーマ別にどのような資料があるのか一目でわかり、調べ学習の良きアドバイザ ーになってくれそうです。
 「緑のリンク集」は、政府・都道府県機関や森林組合だけでなく、各種団体や 個人のページもカバーし、海外関係も充実しています。


●森に関する巨大なリンク集『森の窓』  http://plaza.across.or.jp/~hsgwtks/
 個人の方の運営のようですが、とにかく、リンク先が豊富で、細かい分類になっ ているリンク集です。
 教育向けは「Children(こどもたち)」「School(学校)」「Study(研究)」で、 子ども向け情報が発信されているところや、総合的な学習の時間で林業を扱った 学校もピックアップしています。
 一言紹介もあり、とっても便利。とにかく、森について何かを知りたくなった ら訪れるところだと思います。


●『いいまちForest森の贈り物』  http://www.wnn.or.jp/wnn-f/
 NTT東日本が提供する、森や緑に関する情報満載のページです。
 日本や世界の森林の現状や様々な問題点をレポートしている「森を守ろう」[森 林の現状]が、学習への興味付けとして役立ちそうです(プロジェクトXで植林の 様子が紹介された襟裳岬も出ています)。森林の効用を説明する「森のめぐみ」、 Q&Aや樹木図鑑がある「森林博士」も利用できます。


●緑のホームページ  http://members5.cool.ne.jp/~arajisi/midori.html
 愛媛県に住むT.Uenoさんのページです。
 森のはたらきや樹木についての情報もうれしいのですが、なにより得がたいの は、実際の林業についての情報が載っていることです。人工林を育てる方法を解 説する「森を育てる」、山仕事の様子を紹介する「山仕事日記」、「林業用語集」 、昔の林業の様子を知る「加茂川林業の歴史」など、実際に働いている人の視点 の情報が得られます。


●木材に関することならまかせて『木の情報発信基地』  http://www.wood.co.jp/
 中川木材産業のページだけあって、木や木材に関することが豊富に載っています。

 総合的な学習の時間向け「地球環境と木材」には、様々な視点の文面とリンク があります。木に対する知識を得るには「ガーデニングと樹木」「木の知識 豆 知識」「世界の木材、樹木」。産業としての木材を知る「木材流通とは」は、昭 和59年発行の本の内容ですが、現在でも考えるための資料となりそうです。


●質問に答えてくれる『森林塾』  http://www2.justnet.ne.jp/~f.ozawa/elementaryschool_top.htm
 小澤普照さんのページです。
 「小学生森林塾」では質問メールを出すことができ、その答えも詳細に掲示し ていますし、他校の友達との意見交換も可能な掲示板を設置しています。世界の 森林の状況を紹介する写真や「森林塾樹木園」にも豊富な樹木写真があります。

質問や電話相談可能なところとして、 (社)日本林業技術協会の『森の質問箱』 http://www.jade.dti.ne.jp/~jafta/kids/index.html もあります。


●『カミネッコン広場』  http://www2.ocn.ne.jp/~k-nekkon/
 バイオブロック工法普及連絡協議会のページです。
 再生段ボールを組み立てて作る育苗ポット「カミネッコン」を使って、植樹す る活動を紹介しています。育苗ポットで育てた苗木をポットごと地面に置く方法 (ポットは数年で土に戻る)なので、穴掘りをする必要がなく、小学生でも植樹 体験ができます。身近な場所に植えることができれば、木の成長を長期間観察で きますね。  

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