齋藤 智世の授業に役立つホームページ
(火曜の会メールマガジンより)
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伝統工芸を調べる
(N0.19 2000/09/05 掲載)
今回は小学校5年社会科工業の学習に役立つ、伝統工業に関するページをご 紹介します。
この分野は一般の人の関心も高いので、観光や地域振興の目的もあり、たく さんのwebページが発信されています。しかし、子ども向けのページは少ない ようで、残念です。5年生の子どもたちにとってはやや難しい言葉も出てくる かもしれませんが、歴史や制作手順など写真入りで紹介しているページが多い ので、ぜひインターネットを利用した調べ学習にトライしたいものです。
●伝統工芸なんでもおまかせ『日本の伝統的工芸品』
http://www.wnn.or.jp/wnn-craft/w_index.html
(財)伝統的工芸品産業振興協会が掲載するページです。通商産業省伝統的工 芸品産業室が協力しているので、内容が多岐に渡り豊富です。
「全国の伝統的工芸品」は通産大臣指定の伝統的工芸の情報が、業種別、 50音別、都道府県別に検索できます(一覧表もあり)。ただ、ここに掲載され ている情報は同じフォーマットで書かれているため、どんなものか概観を調べ る程度になってしまっています。
詳しい情報を得るには「伝統工芸特集」です。選択ボックスから目的の工芸 品のページへ飛んでもいいのですが、「特集の楽しみ方」に欲しい情報の一覧 表があり、製作過程や職人さんの話など様々な情報が入手できます。これは授 業に役立つかも・・・。
「工芸品セレクション」は展示会情報ですが、リンクも貼ってあるので調べ たい対象が載っていればラッキーです。
「工芸品用語集」は業種別、50音別で用語解説を見ることができ、調べ学習 で難しい専門用語に出会ったときのお助けページです。一般向けの解説文です から、教師の助言が必要になるかもしれません。
「おすすめリンク集」には全国各地の自治体ページへリンクが張られていま すので、地元の伝統的工芸品を調べたい時などは参考になるでしょう。
●和紙について調べるには『和紙の博物館』
http://www.hm2.aitai.ne.jp/~row/
伝統工芸品は各産地で発信するページが多く、和紙や焼き物など1つの産業を まとめて紹介するページが少ないのですが、ここはRowさんが個人で掲載して いる和紙紹介ページで、子ども向けの説明があり、よくまとまっています。
子ども向けメニューとして、和紙の特徴、原料、製作過程、和紙と洋紙の違 いなどを、写真と共に易しい文体でわかりやすく説明しているので、大変役立 ちます。もちろん一般向けの情報も豊富。質問も受け付けてくれるので、和紙 を題材にするなら絶対お勧めです。
●焼き物紹介ページ
検索サイトで調べてみると、焼き物と一口に言っても、伝統工芸として各地 に根付いている産業だけでなく、最近の骨董品ブーム、陶芸教室人気から、い ろいろなページが出てきてしまいます。ここでは、代表的な焼き物についての 紹介ページを挙げてみます。それぞれ製作過程や歴史、作品を紹介しており、 質問を受け付けてくれるところもあります。
・有田焼『日本磁器発祥の地 有田』
http://www.yakimono.net/arita/arita01.htm
・美濃焼『美濃焼エリア 焼き物知識』
http://www.chuokai-gifu.or.jp/minoyaki/eria/yaki.html
・瀬戸焼『瀬戸焼1300年の伝統と技術』
http://www.city.seto.aichi.jp/setomono/rekishi/
・備前焼『土と炎の伝統美備前焼』
http://www.optic.or.jp/bvcci/kokuhou.html
ただし、ここは情報が少ないので『備前焼に魅せられて』
http://village.infoweb.ne.jp/~marine/bizen_frame.htm
のほうがいいかも。
ショッピングサイト『備前焼衆楽館』
http://www.culture.co.jp/bizen/
では、 小学5年生に限って写真資料使用可能としています。
・萩焼『ようこそ萩焼の世界へ』
http://www.urban.ne.jp/home/hagicity/hagiyaki/hyindex.htm
・益子焼『益子焼』
http://www.ssctnet.or.jp/mashiko/m_yaki/masikoyaki.htm
・九谷焼『石川新情報書府』
http://www.pref.ishikawa.jp/shofu/
ここは伝統文化をPRするページなので、輪島塗、山中漆器、加賀友禅などの 情報もあります。
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