齋藤 智世の授業に役立つホームページ
(火曜の会メールマガジンより)
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国語教育での利用を考える
(N0.9 2000/05/16 掲載)
5月5日、日本初の国立児童書専門図書館として、国際こども図書館が開館 しました(といっても、今年の開館は全体の3分の1、全面開館は2002年です が。)これを機に「子どもと本」や「国語教育」に関するホームページについ て調べてみました。国語教育といっても、教材には物語、作文、説明文などが あり、言語指導、文学論、情操教育がらみでの読書指導など窓口はとても広い。 いろいろな角度から紹介してみます。
●日本各地の方言を調べるにはここ!
『ふるさとの方言 〜方言ページの道しるべ〜』
http://www.slt.atr.co.jp/~yamamoto/dialect/
狭い日本といいながら、それぞれの地方に様々な方言があることはご承知 のとおり。それぞれの地域で、自分たちの土地に伝わる言葉や文化、伝統を 次の世代へ伝えようと、webページを立ち上げています。このページは、全 国に数ある方言に関するページにリンクできるようになっています(紹介ペ ージ数は382!)。
一般に、URLの所在地の移動にともない、リンクが切れることがよくあり ますが、このページでは一ヶ月ルールがあり、しっかりメンテナンスしてい るようです。
●電子化テキストを利用する窓口 オンライン図書館
『書籍デジタル化委員会』
http://www.wao.or.jp/naniuji/01top.htm
『青空文庫』
http://www.aozora.gr.jp/
書籍は今、電子化テキスト(テキストファイル形式で電子化されたデータ) として、急速な勢いでネット上に掲載され始めています。まさに、インター ネット電子図書館ですね。電子出版も現実のものになっています。そんなオン ライン図書館の入り口となるところが、検索システムを備えたページです。
電子化テキストとなった作品には、有料で利用するものだけでなく、著作 権の切れた作品や「自由に読んでもらってかまわない」とされたものを無料 公開しているものもあります。これらの作品は読むだけではなく、教材への 利用も可能です。
ただし著作権が切れた作品でも、出版社の版権・編集権などが残りますから、 データの利用にあたっては、テキスト収録先ページに記載されているファイル の取り扱い規準や利用の手引きなどに目を通し、くれぐれも扱いに注意するこ とが必要です。
●きちんと分類・整理されたリンクがありがたい『教材研究ステーション』
http://www2.famille.ne.jp/~sai-hsj/kyozaike/kyozaike.html
埼玉県高等学校国語科教育研究会のリンク集です。教材研究を念頭に作って いるだけあり、目的別にきちんと分類・整理されています。
国語関係の市販CD-ROM紹介や、現代文・古文・漢文・現代文テキストファ イル・古文テキストファイル・意見交換・小論文・ディベート・総合的な学習 の時間・力強いリンク・国語教育全般・データベース・高等学校国語科・大学・ LAN教室での授業・研究団体・研究機関/資料館・著作権関係・受験情報・ 中学校の先生・高校の先生 など、分類は細分化され、作家や作品がわかりや すく配置されています。
また、『国語科教員のための本のページ 〜書籍と図書館と出版社と書店の リンク〜』も、図書館・出版社・書店・デジタル出版・書籍情報と各種検索 と書籍についての様々な情報をコメント付きで掲載しており、とても便利です。
●どんな本なのか知りたいときのための『児童文学書評』
http://www.ne.jp/asahi/book/1/
書名からでも、著者名からでも、目的の本を探し出し、その書評を読むこと ができます。かなりたくさんの本が紹介されています。
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