学区自慢のコマーシャルをつくろう

概要
ねらい
情報活用のねらい
Step1:どんなコマーシャルをつくるのか考えよう
Step2:コマーシャルをつくるのに必要な材料を集めよう
Step3:集めてきた材料を加工してコマーシャルを完成させよう
実践にあたっての留意点

教師用ガイドブック
子ども用ワークシート
教師用ワークシートガイド
情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A21-2-010:相手の話しを整理しながら聞く〔体験〕
 ◆A21-3-010:いろいろな機器を利用して、情報を集める〔体験〕
 ◆A22-3-000:文書・画像・音声などの情報を相互に関連づけて、編集する〔〕
 ◆C22-2-020:情報の提供に対し、感謝と助け合いの気持ちを持つ〔行動〕
 ◆A32-3-040:複数の情報を組み合わせて考えることができる〔行動〕
 ◆A21-2-090:情報機器を利用して、写真に記録する〔体験〕
 ◆A51b3-070:集めた情報の中で、どれが課題解決に使えそうかがわかる〔判断〕
 ◆A21-3-030:情報機器を介して、情報をコンピュータに取り込む〔技能〕


公共施設,お店,文化財,自然,特技を持った方々などの中から学区自慢を取り上げ,コマーシャルづくりを行う。だが,一般 的な動画のコマーシャルをつくるには,ビデオ撮影,編集というかなり高度な技術や知識が要求される。そのため,小学生には難しい活動になってしまう。そこで,4コマ漫画風に4枚のデジタルカメラによる静止画と音声で表現するという条件を設定すれば,小学生にも簡単にコマーシャルをつくることは可能である。  そして,地域を題材にした取材活動を行うことによって,自分たちの学区のよさを再発見し,見つめ直すことができると考えた。
学区にある自慢できるもの(公共施設,お店,文化財,自然,特技を持った方々など)を題材にして,必要な情報を集め,編集し,コマーシャルを作成することができる。

簡単なコマーシャルをつくるという課題を設定し,必要な情報を取材して収集することができる。
収集した情報の中から,編集してコマーシャルを制作することができる。

コマーシャルづくりの活動についての説明を聞き,題材,スタッフを決める。(1時間)

4コマ漫画風に4枚の写 真と音声でコマーシャルづくりを行うという条件で,学区自慢のコマーシャルをつくるという課題を与える。
題材を決め,同じ題材の子ども同士でグループをつくる。
教師がつくったコマーシャルを見る。


教師の方でコマーシャル例を用意する。

コマーシャルのコンテを考える。(1時間)

ワークシートを使って,コマーシャルのコンテを考える。
どんな写 真が必要か,コマーシャルを紹介する説明文を考える。


コンテのイメージが作れない子どもには教師が援助してあげる。

こんなにすごいものがある公民館
大昔の木が残っている神社
オタマジャクシがたくさんいる池
草笛がとっても上手な○○さんちのおじいちゃん

取材をするために必要な準備を行う。(1時間)

コマーシャルのコンテをもとに,どんな情報をあつめたらよいかを計画を立てる。
取材に必要な情報手段(デジタルカメラ,メモ,録音機器)を確認する。
インタビューをする内容を事前に考えておく。


取材先に対しては,教師が事前に連絡を取っておく。

材料を集めに取材活動を行う。(2時間)

取材先に行き,デジタルカメラを使って撮影する。
事前に考えてある項目に従いインタビューを行う。できれば,録音機器を用いて録音する。
自分の目や耳で確認したことをメモを取り記録する。


取材するときにはグループごとに出かけることになるので,学習ボランティア(保護者)に協力してもらい,安全には細心の注意を払うようにお願いしておく。

コンテに集めてきた材料を当てはめる。(3時間)

デジタルカメラとビデオカメラをつなぎ,決めてある時間分だけ録画する。
音声部分に取材時の録音を入れたり,説明を入れたりしてアフレコを行う。
編集している途中で,必要な情報があったら降った取材に行く。


機器の接続や操作が難しいので,教師が支援する。

コマーシャル上映会を開く。(1時間)

これまで協力いただいた学区の方々を学校に招いて,コマーシャルの上映会を開く。


上映会を行う前に,子ども達に協力いただいた方へ招待状を発送させる。

コマーシャルの内容は起・承・転・結になっているに越したことはないが,4枚の静止画がバラバラであっても,伝えたいことがわかればよしとする。