No. 9: 新聞記者になって伝えよう

◆ 校種 ◆
小学校
◆ 教科 ◆
国語
◆ 学年 ◆
5年
◆ 時間数 ◆
11時間
◆ 教科書 ◆
東京書籍

授業の概要
総合学習で得た体験や交流をトピックにし、新聞作りに取り組む。情報の収集、交換、精選を目的に協同推敲(編集会議)の場を計画的に位置付けるとともに推敲を繰り返し、読み手に分かりやすい新聞を書く。

教科の目標
○総合学習の体験を基に、事実と感想や意見を区別して、読み手に分かりやすく伝えるための新聞を書く。
○編集会議では、よりよい記事にするための意見交流をすることができる。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A32-3-080: いくつかの情報を比較して、必要(適切)な情報を判断する〔判断〕
 ◆A41-3-110: 考えたことや自分の意図が相手に伝わりやすいよう話を組立てる〔思考〕
 ◆C31a2-050: 受け手の気持ちを考えて情報発信する〔行動〕
 ◆A41-2-030: 5W1Hを意識しながら、分かりやすく表現する〔行動〕

学習の流れ

新聞づくりの計画立案

編集会議(共同推敲)

発表会

STEP1
○「かなやの里」との交流会を振り返り、新聞作りの学習計画を立てる
編集会議マニュアルビデオ(自作)

STEP2
○編集会議を進めながら、より良い記事を書く
○個人作業により第1次草稿から第3次草稿を書く
○草稿を基にして、編集会議(協同推敲)を行う

STEP3
○完成した新聞の発表会を行う

実践のポイント
○体験活動を中心にすることによって書く素材は豊富になる。編集会議(協同推敲)の際は、書き手の意欲を損なってしまうような文章への中傷、批判は絶対に避ける。相手の文章の良さを見つけ、情報を与えたり、提供したりする、学習グループを育てることが大切である。
○推敲作業を繰り返すことで、新聞づくりのための情報を得たり、選択したりすることができ、特に書くことが苦手な書き手にとって有効に機能する。草稿を書く際も常に読み手を意識させ、読む側が分かりやすい新聞づくりを行うようにする。