No. 84: デジカメ4コマストーリーを作ろう

◆ 校種 ◆
小学校
◆ 教科 ◆
総合的な学習の時間
◆ 学年 ◆
5,6年
◆ 時間数 ◆
2時間
◆ 教科書 ◆
なし

授業の概要
デジタルカメラで撮影された4枚の写真を組み合わせて4コマ・ストーリーを作ることを通して、写真の中にある情報を読み取ったり、情報の効果的な組み立て方を考えたりすることができる。また、情報には、発信者の意図が含まれていることに気付くことも期待できる。

教科の目標
・写真の中にどんな情報があるのかを読み取り、組み合わせを考えて ストーリーを作ったり(組写真)、情報を構成したり、組み立てたりすることができる。
・同じ映像でも、発信者によって違う意味を持つことがあることに気付くことができる。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A21-3-050: 他の情報と比較しながら、必要な情報を集めることができる〔行動〕
 ◆A31-3-030: 集めた情報を整理・判断し、まとまりごとに小見出しをつける〔行動〕
 ◆C12-3-080: 情報に含まれる発信者のメッセージ(主張や願い)を感じ取る〔判断〕

学習の流れ

写真1【子どもたちに提示する写真の例】

写真2【子どもたちに提示する写真の例】

STEP1
組み合わせを考えて、4コマ・ストーリーをつくろう。
〇教師の提示する組写真による「4コマ・ストーリー」を見て、4枚の写真 を組み合わせて、4コマ・ストーリーを作ることを知る。
〇提示された写真から、4枚選んで組み合わせ、4コマ・ストーリーを作る。
写真1【子どもたちに提示する写真の例】
組み合わせ方を変えられるように 5,6種類の写真を用意(カードにすると便利)

STEP2
できた4コマ・ストーリーを発表しよう
〇できた4コマ・ストーリーを発表し、意見や感想を話し合う。
現物投影機または、パソコン+プロジェクターを用意する。
感想の視点として自分の組み立てたストーリーとの相違点について話題にするように助言するとよい。

まとめ
発表会のあとに同じ映像を使って様々な表現ができたことも視点として与えて、感想を書くようにさせ、情報は、発信者によって違うように表現されること、情報には、発信者の意図が含まれることに気付かせる。

実践のポイント
〇写真に合う説明をつけて発表する体験があるとよい。
○ 4枚の写真を組み合わせて使う「組写真」という方法を「NHK体験メディアのABC『組写真』を視聴して教える方法もある。
○ 子供の実態や時間的に苦しい場合には、グループ単位での取り組みでの実施も可能。
○ 写真は、主人公になれるようなものや動きのあるものが写っている方がストーリーが作りやすい。