No. 46: 簡単な計測・制御をしてみよう

◆ 校種 ◆
中学校
◆ 教科 ◆
技術家庭(技術分野)
◆ 学年 ◆
3年
◆ 時間数 ◆
1時間
◆ 教科書 ◆
東京書籍

授業の概要
 身の回りにある電気機器の制御についての関心を高め、そのしくみを実習を通して学習する。具体的な生徒実習として、LEGOブロックを使って、センサ、ランプ、ファンを組み込んだ温室模型を製作し、LOGO言語で機器を制御して温度を一定に保つプログラムを考えて実行する。
 本時は、自動的に温度を一定にするプログラムを作成し、コンピュータによって温室模型の制御を行う。

教科の目標
○目的に応じて動作条件を設定し、温室の温度調整の流れ図やプログラムを考えることができる。
○自分で考えたプログラムをコンピュータに入力し、実際に実行して制御できる。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆B41-4-020: 簡単な計測と制御のプログラムを設計する〔行動〕
 ◆B42-4-030: 変数という概念がわかる〔知識理解〕
 ◆B42-4-040: 何らかの物事の流れを図示することができる(フローチャート)〔行動〕
 ◆B42-4-060: 繰り返しの命令を利用して、条件が整うまで動き続けるプログラムを作る〔行動〕

学習の流れ

教師から提供するマルチメディア教材(動画とアニメーションの複合画像)

条件にあったプログラムを考える。

付箋を使って流れを考える。

動作確認しながら組み立てる。

テストくり返し、改良する。

導入
○本時の学習課題を確認する。
−温度を自動的に一定に保つ温室模型をつくろう −
・プロジェクタの利用

展開
条件に従って、機器を制御する流れを考える。
・プロジェクタ
・マルチメディア教材
・コンピュータ
・レゴブロック
 を班単位で使用

プログラム入力と温室模型製作を行い、テストをくり返しながら改良する。

まとめ
○授業の振り返りを行い、不具合の原因等をまとめる。
○次時の予告をする。

実践のポイント
○生徒にとって、プログラムの流れと実際の模型の動きが結びつきにくいため、これらの動きをマルチメディア教材で同時に表示し、お互いの関係をはっきりさせることができた。
○単なる模型の製作で終わらないように実際の電気機器の制御と結びつけるよう意識させる。