教材レシピ  # 78 

  大地の変化 「地震」

  ◆教科 :理科

  ◆対象 :中学校 1年 (1時間)

学習のねらい
・地震の発生する場所や地域に関心をもち、発生する原因を調べようとする。
・地震の原因を地球内部のはたらきと関連づけてとらえることができる。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A51b4-040: 集めた情報の内容を読みとり整理・分析・判断する〔判断〕

導入
○『世界の地震の震央の分布』と『世界の火山の分布』を比較して、地震の分布と火山の分布の関係を考えてみよう。
「震央の分布も火山の分布も帯状になっている。」
「震央の分布と火山の分布がだいたい似ている。」

○『陸地と海底の地形のようす』を見て何か気づくことはありませんか。
「震央の分布や火山の分布と形が似ている。」
 

・『世界の地震の震央の分布』と『世界の火山の分布』をインターネットや資料集から資料を探しておく。

展開
○地球の表面がプレートでおおわれていることについて説明する。
○『世界のプレートの分布図』を見て、何か気づくことはありませんか。
「地震や火山の分布がプレートの境目と一致している。」
 

・『世界のプレートの分布図』をインターネットや資料集から資料を探しておく。

まとめ
○プレートの動きから、地震や火山の原因について考えさせる。「地震や火山は、海洋プレートと大陸プレートのぶつかり合いによって起こる」

○『日本付近のプレートの分布』を提示し、震源の深さと震源の位置関係について気づくことはありませんか。
「太平洋側では震源が深く、日本海側では震源が浅い。」
「沈み込んでいる海洋プレートの位置に震源が分布している。」

 

・沈み込む海洋プレートによって大陸プレートが引きずり込まれていくようすを、動画で見せる。

まとめ
○ヒマラヤ山脈で石灰岩やアンモナイトが化石となって発見されることについて紹介する。

活用のポイント
○『世界の地震の震央の分布』『世界の火山の分布』
『世界のプレートの分布図』をインターネットから探しておく。

○実物を見ることのできない「プレートの沈み込みのようす」をデジタルコンテンツを用いることによって理解を深める。

その他の関連素材
【自然現象】〔気象〕 地震/プレートの衝突(CG)
【プレートの衝突(CG)】
プレートが元に戻る瞬間が一度しかなくわかりにくいので、再生を止めて手動で前後させるとわかりやすくなる。