プレゼンテーションソフトを活用した学習

研修について
対象 教員
時間 2時間
研修名 プレゼンテーションソフトを活用した学習
ニーズ ○事務用のアプリケーションソフトは操作できるが、学習用アプリケーションやプレゼンテーションソフトはまだまだという教員は多い。
○子どもが資料をプロジェクタに映しながら説明するという学習を望んでいるが、どうやっていいかわからない。
○著作権法が改正され、学習者もインターネット上のコンテンツを使って資料を作成することが可能になった。

ねらい ○文字情報だけではなく、デジタルコンテンツ等を貼り付けて簡単な提示資料を作れるようにする。
○授業者として説明するときにどんなことに気をつければよいかを体験を通して理解させる。
○学習者がプレゼンテーションソフトを使って説明する場合に、どんなことに留意すればいいかを理解させる。
○模擬授業を通して、プレゼンテーションソフトを使って学習をしようとする意欲を高める。

概要 ○講師は授業者、学習者は児童生徒として模擬授業形式で行う。学習者は小学校中学年程度を想定する。
○デジタルコンテンツ等、インターネット上から情報を探し自分の授業で使えるような提示資料を作ることを学習者のねらいとする。
○短い時間であるが、情報の収集ー編集ー発表の一連の流れを行う。
○伝える相手(児童生徒)を意識させ、内容を精選するようアドバイスする。
○最後に発表するところまで行い、資料を映しながら発表する際の留意事項を話し合う。

使用メディア1 プレゼンテーションソフト(パワーポイント、ハイパーキューブネット、はっぴょう名人、発表くん、まとめツール、OpenOffice等)
使用メディア2 プロジェクタ
使用メディア3 場合によってはネットワーク
使用メディア4
使用メディア5
使用メディア6

講習準備 ○アプリケーションの仕様チェック(動画の貼り付け)
○ネットワークの確認 特に回線のスピード
○プロジェクタやスクリーンの設置(位置に注意)

研修の流れ
ステップ1 時間 20分
学習活動 ○プレゼンテーションの必要性を知る
・情報教育のねらい
・伝える力
・多様な方法
・著作権
留意点 ・見本となるようなプレゼンテーションで行う。
・研修のねらい(授業のねらい)は明示的であり、情報収集やプレゼンテーションのねらい(情報教育の目標)は暗示的であることを説明し、研修のねらいを確認する。

ステップ2 時間 70分
学習活動 ○授業で使える提示資料を作る
・授業場面の設定
・必要な情報の収集
・プレゼンテーションソフトへの貼り付け
・編集
留意点 ・操作に不安がある場合はその都度アドバイスする。

ステップ3 時間 30分
学習活動 ○模擬授業で評価する
・授業場面と提示資料について
・提示資料の内容について
・提示方法について
留意点 ・プロジェクタとの接続やネットワーク経由でのデータの受け渡しなどを会場の環境に応じて説明する。
・プレゼンテーションのポイント(話し方、立ち位置、視線等)についても適宜アドバイスする。
・自己評価、相互評価をし、言いたいことがきちんと伝わったかを確認する。
評価
○簡単に提示資料を作ることができることがわかり、授業に活かそうとする。
○授業者としての留意点や児童生徒への配慮などを自分なりにとらえることができる。
メディア活用のポイント
・アプリケーションについてはさまざまであるので、事前に何ができるか確認しておく。
・はっぴょう名人、OpenOfficeは動画の貼り付けができない。
・一太郎でも動画のスライドショーは可能である。