研修について
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対象 |
教員 |
時間 |
1時間 |
研修名 |
ホームページに含まれる問題点 |
ニーズ |
○情報モラルや著作権について講義で説明しても、いざ問題にぶつかった時にどのような対応をとればよいか迷うことが多い。
○情報モラルや著作権でどのようなことが問題になるか具体的な例がよくわからない。 |
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ねらい |
○情報モラルと著作権の講義で学んだことを実際に具体的な事例で体験させ、何が問題であるかを知る。
○その問題をどのように解決していくかについてグループで話し合い、よりよい解決方法を考えさせる。 |
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概要 |
○「情報モラルと著作権関連HP」を紹介し、閲覧してもらう。(10分)
○「一郎からのメール」をメールにて送付。
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『先生、お元気ですか。○○です。
今年の夏休みは、どんな自由研究をしようか、お父さんに相談したところ
「お父さんのコンピュータで、ホームページでも作ってみてはどうだい。」
といわれ、さっそく作ってみました。
HTMLなんて、全く知らなかったので、だいぶ時間はかかりましたが、
何とかできました。ぜひみてください。以下のURLです。
http://***.***.***.***/moral/index.htm』
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・作ったのは自分の学校の卒業生。
・夏休みにHP公開をメールで知らせてきた。
・問題点をメールで返信し、指導してもらいたい。
○モラル教材を参照、気づいた問題点を書き出してもらう。
○生徒に返信メールを出すということを考え、グループのメンバーで問題への対応を検討する。
○グループごとにメール内容について発表する。
○指導者がまとめる。 |
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使用メディア1 |
コンピュータ(持ち込み可 要ネットワーク接続) |
使用メディア2 |
デジタルコンテンツ(モラル教材) 文化庁 新たな文化のパスワード
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使用メディア3 |
ネットワーク(共有フォルダ) |
使用メディア4 |
プロジェクタ |
使用メディア5 |
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使用メディア6 |
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講習準備 |
・検討用Web教材
・メール環境
・資料(上記サイト いますぐわかる教育現場でできること「学校における教育活動と著作権」pdf)
・プロジェクタ、接続ケーブル等
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研修の流れ
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ステップ1 |
時間 |
10分 |
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学習活動 |
○いますぐわかる教育現場でできること「学校における教育活動と著作権」や著作権教育用ソフトウェアで著作権について理解を深める。 |
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留意点 |
・事前にPDFファイルについては、配布しておくとよい。 |
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ステップ2 |
時間 |
20分 |
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学習活動 |
○モラル教材を参照、気づいた問題点を書き出してもらう。 |
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留意点 |
・どんなところが問題であるか、それはどんな法令違反やトラブルのもとになるかについて理由を考えさせる。 |
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ステップ3 |
時間 |
15分 |
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学習活動 |
○生徒に返信メールを出すということを考え、グループのメンバーで問題への対応を検討する |
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留意点 |
・何が問題であり、どのような話をすればよいか中学卒業の子ども達を想定して考えてもらう。 |
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ステップ4 |
時間 |
5分 |
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学習活動 |
○グループごとにメール内容について発表する。 |
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留意点 |
・問題に対して、なぜそのような対応をしたかわかるように発表してもらう。 |
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ステップ5 |
時間 |
10分 |
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学習活動 |
○指導者がまとめる。 |
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留意点 |
・ネットワーク上での著作権や個人情報に関わるトラブルについても紹介する。 |
評価
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○著作物を利用する際には事前に許諾を得て利用するなど、正しい著作物の利用法について理解できる。
○情報発信時における個人情報について理解を深め、情報社会に積極的に参画する態度を身につけることができる。 |
メディア活用のポイント
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・著作権について考えさせる内容(ゲームの画面、屋外立体物、子どもの写真、ペット、本からのコピーなど)やモラルについて考えさせる内容(個人情報、誹謗中傷等)に関わる情報モラル教材を事前に作成しておく。 |
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