デジタルコンテンツって何なの


 デジタルコンテンツとは、コンピュータなどのデジタル機器で再生、活用できるように表現された静止画像、動画、文章、音楽などの情報のことです。

 政府の計画によれば、2005年には、日本中の全ての教室がインターネットでつながる予定です。それにあわせて、授業で活用できるデジタルコンテンツの整備も着々と進められています。


 教室の中で、デジタルコンテンツを提示しながら、ビジュアルで楽しい授業を子供たちと一緒に進める・・・そんな日が、もう間もなくやって来ようとしているのです。

                           
デジタルコンテンツはどんなときに使えるの
授業にはデジタルコンテンツを使うと効果的な場面があります。例えば・・・。

とび箱のお手本を見せたいんだけど・・・ 星の動きを昼間に観察できないかしら

 体育の時間に、とび箱の授業をすることになったあゆみ先生ですが、運動はちょっぴり苦手・・・。「誰かわたしの代わりに演技してくれないかしら。」


 体育館にコンピュータとプロジェクターをセットすれば、子供たちにお手本を見せることができます。これなら、子供たちもイメージをつかんで技に挑戦できますね。

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 これまで天体を学習するときには、夜、自宅で観察するより他はありません。
 「みんなで一緒に観察できたらいいな」というのが、あゆみ先生の長年の夢でした。


 星や月の動きを再現してくれるコンテンツで、動き方のイメージをつかむことができます。あとは各自で観察しても問題はありませんね。

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噴火の迫力が写真じゃ伝わらないなぁ 生まれたばかりの動物の赤ちゃんを見たいな
「大地の学習では、噴火のダイナミックさを感じ取ってほしいな。」
 でも、実際に火山の噴火を見学することはできないし・・・。


 インターネット上には、火山の噴火の様子を紹介した動画が公開されています。真っ赤な溶岩の吹き出る様子には、写真では得られない迫力を感じます。

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 「先生、動物の赤ちゃんはどうやって生まれるの?」「親と子供は姿が違うのかな?」提示された動画を見て、子供たちは次々と疑問を見つけていきました。 


 立ち会うことの難しい動物の出産シーンもコンテンツがあれば見ることができます。一度映像を見るだけで、子供たちの心には感動がわき上がることでしょう。


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デジタルコンテンツの機能分類表
デジタルコンテンツがどんな場面でどういう風に使うとよいのか、いくつかのコンテンツを例に分類してまとめてみました。

コンテンツの機能 コンテンツ(サムネイル)
課題を提示するときに提示する
展開図って何だろう 明治時代の銀座の風景模型写真 第2次大戦のころの民家 カブトムシの角
学習の動機付けとなるよう提示する
桜島 めを出すひまわりのたね(動画) しまうまの赤ちゃんの生まれた直後
教師や児童が説明資料として使う
灯火管制のかさ 日本で最初の郵便ポスト バーチャル工場見学
繰り返し見て定着を図る
正座早見版
見本として提示する
花のたねと植え方(動画)
比較する
シマウマの赤ちゃん キリンの赤ちゃん
これまでの学習を振り返る
バッタとチョウの育ち方
体験できないことの代行
マグマの噴出 つぼみから花へ 内視鏡で見た胃と小腸 星座早見盤

デジタルコンテンツで楽しい授業研究会