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【電子メールの利便性とその弊害】
校種 学年 教科 時間数  
高等学校 1年  社会 1  
単元
第1章 現代の社会生活と青年
授業の概要
  携帯電話やインターネットが普及し、私たちは新たなコミュニケーション手段を手に入れた。しかし、そこには、発信者が特定されないことなどからさまざまなトラブルが発生している。そこで、情報化社会を生きるために必要な考え方や態度を身につけさせるために、生徒たちに一番身近なメールを取り上げ、メールの利用によるさまざまな弊害を疑似体験させることにした。そこに発生するさまざまな問題について考察し、普段の利用法やセキュリティ対策の重要性を学習させる。  
この時間での情報モラル指導のねらい
ネットワークを利用する際に心がけなければならない基本的な考え方を理解させることがねらいである。特に今回は、メールを利用する際に適切なメールかどうかを判断し、場面に応じた行動ができるよう常に学習する姿勢を持つことの必要性を強調した。また、メールだけでなく、ネットワークを利用する中で、その情報が自分に必要なものなのかどうかを選択するメディア・リテラシーを身につける必要性を理解させることがねらいである。
授業の流れ
導入
  携帯電話やパソコンのメールをどのような時にどのように利用しているかを発表させ、本時の主題を自分の身にも起こる身近な問題として真剣に考えるよう興味・関心をもたせる。
展開
  1 メールを使用する中で「便利だな」と思う場面と「いやだな」と思う場面を発表させ、利便性と弊害の両面を意識させる。
2 生徒にチェーンメールや詐欺メールなどを送付し、パソコンにどのような影響が及ぶかを体験させる。
3 疑似体験したメールへの対処法やメールを開く際に注意することなどを、さまざまな場面を設定し、考察させる。
4 安易にメールを開くことの危険性やウイルス対策の重要性を理解させる。

 
  利用した教材:モバイル社会白書2005、家庭・学校生活に関するアンケート
まとめ
  1 メールを利用する際には、適切なメールかどうかを判断し、対応することができるよう常に学習する姿勢を持つことの必要性を理解させる。
2 メールだけでなく、ネットワークを利用する中で、その情報が自分に必要なものなのかどうかを選択する能力の必要性を理解させる。

 
  利用した教材:情報モラルリンク集(情報通信白書キッズ)
指導のポイント留意点
携帯電話やパソコンを利用して手軽に利用できるメールは、高校生の多くが利用している非常に便利なコミュニケーション手段である。しかし、多くのトラブルが発生する危険性があり、いつ被害者となるかがわからないことを理解させる。またメールは、受信者となるだけでなく、発信者となる場合もあり、受信者として必要な知識を身につけておくだけでなく、発信者としても誠実でモラルある行動をとる必要があることも気付かせる。
参考にした教材や資料
1 モバイル社会白書2005
2 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3 家庭・学校生活に関するアンケート
4 情報モラルリンク集
子供達の反応
詐欺メールやウイルスメールなどが送付されてきたことはあっても、そのメールを実際に開き、どのような状態が発生するかを体験したことがある生徒はいなかった。疑似体験ではあったが、被害者となるだけでなく、加害者にもなる可能性を体験させることができた。メールだけでなく、ネットワークを利用する上で注意しておく点も理解させることができた。
今後の展開や課題
生徒たちはメールを利用するために必要な基本的な考え方や態度を身につけることがきたように思う。しかし、今回疑似体験したようなメールの弊害は、生徒たちのすぐ背後に潜んでいる問題であり、さまざまな形でこれから出会う問題である。それに正しく対応していけるかどうかは、生徒自身の能力に期待しなければならないことが多い。常に学習する姿勢を持たせ、正しい判断をする能力を育んでいくことが課題である。
 
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