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【「情報モラル教育の家庭の役割」 ・・・ 保護者のネット詐欺模擬体験】
校種 学年 教科 時間数  
高等学校 その他 PTA家庭教育講座 1  
単元
情報モラル教育の家庭の役割
授業の概要
  保護者がインターネットの有害情報とはどのようなものなのか体験することで、少しでも子供が接しているインターネットの世界を理解し、家庭内で子供の情報モラル教育にかかわるきっかけを作る。 生徒の携帯電話の使用に関する責任は保護者にあることを認識してもらう。  
この時間での情報モラル指導のねらい
保護者が有害情報の具体的危険性や事例に触れることで、子供のインターネット使用に関心を持ってもらうことを目標とした。保護者への授業は本時の1時間しかないこと、パソコンの使用経験がまったくない保護者(母親6人中4人)がほとんどであることを鑑み、情報モラル教育ソフトを使用した有害情報の疑似体験を中心に据え、分かり易くしかも効果的な内容になるように努めた。
授業の流れ
導入
  パソコンを使ったことがあるか尋ねる。家庭でインターネットが使えるか尋ねる。現在パソコンより携帯電話からのインターネット使用が多いことを説明する。卒業後パソコンやインターネットが使えないと仕事ができないことを説明する。パソコンの操作の説明。
利用した教材:ジャストシステム つたわるねっと Teen's at フレンド r2
展開
   ウィルスソフト、ワンクリック詐欺、個人情報違法取得サイトを教育ソフトを使って体験する。個人情報の定義を説明する。プライバシー侵害の定義を説明し、プライバシーの侵害は誹謗中傷や名誉毀損がなくても起きることを説明する。身分を隠して書き込みが出来ると思い込んでいることが、書込み事件が起きる大きな理由であることを説明する。回りに言いふらすぐらいの気分で誹謗中傷の書込みを行っているが、発信の責任を徹底的に追及される可能性があり、知らなかったでは済まされないことを伝える。権利の侵害にあった場合高校生では対応が無理なので、ひとりで悩まず保護者、警察、学校などに相談することをすすめる。メール中毒とは何か説明する。
 
  利用した教材:ジャストシステム つたわるねっと Teen's at フレンド r2
まとめ
  子供は保護者より先にIT技術を身につけるので、保護者は子供のしていることが分からず不安になる。使い方やお金の支払いについて保護者の権威で決まりを作る。インターネットは居間など家族の目が届くところで使わせる。携帯電話の電話代やインターネットの使い方について家庭で決まりを設ける。大人はネットにまつわる事件や出来事に常に気を配る必要がある。相手の顔が見えないので子供はつい言い過ぎる傾向にあることを理解する。
 
  利用した教材:ジャストシステム つたわるねっと Teen's at フレンド r2
指導のポイント留意点
パソコン操作が出来ない保護者にアシスタントをつける。パソコンは触ったこともなく苦手という保護者が緊張しないように援助する。子供の携帯電話やインターネットの使用の管理責任は、一義的には保護者にあることを説明し、発信の責任は非常に重いことを伝える。携帯電話という、きわめてプライベートなものを学校に持ち込むことは、街中を学校に持ち込むことに他ならない。その結果生じる生徒指導上の問題について、学校ができることには限界があり、発信者は徹底して自己責任を追及される場合があることを保護者に理解してもらう。匿名性が高いインターネットの世界では、違法な情報発信を防止する決め手がないため、情報モラル教育を行い、IT社会に対する無知によって起きる問題を予防しなければならないことを理解してもらう。
参考にした教材や資料
下関工業高等学校編 「情報モラル授業用リーフレットテキスト」
子供達の反応
参加した保護者はパソコンの操作は緊張したがインターネットに実際に触れてみて、いい経験になったという感想が多かった。初めてインターネットを体験した人が多く、今後子供と話す上で非常に参考になったという意見が聞かれた。
今後の展開や課題
パソコンに触れることがはじめての保護者が6名(全員母親)中4名であったため操作から指導した。教育ソフトは使いやすく出来ているが、パソコン初心者にはマンツーマンのアシストが必要である。
母親はパソコン教室の雰囲気に慣れる間もなく体験授業が終わってしまった。
パソコンをまったく使わない生活を送っている保護者が大半であると思われるので、ノウハウを多く持つ学校が家庭の情報モラル教育をリードし、家庭がそれをアシストする形をとらざるを得ないのではないかと思う。
保護者の役割は、子供のパソコンの使い方の管理よりもむしろ子供のモラルの育成や躾に重きを置くべきであろう。
 
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