情報モラル実践事例集 情報モラル実践事例集
実践事例集一覧へ
【コミュニケーションとそのツール】
校種 学年 教科 時間数  
高等学校 1年  情報処理 1  
単元
(6) 情報モラルとセキュリティ
授業の概要
  インターネット上や携帯電話上で使われる掲示板やチャット。いまや多くの高校生に浸透し、日常的に使われるツールとなるまで拡大してきた。単なる操作方法の習得に終わることなく、コミュニケーションそのものを意識して、問題点を知り、適切に使える態度や実践力を養う。  
この時間での情報モラル指導のねらい
掲示板やチャットの持つ仕組みや機能を理解させるとともに特性を理解し、書き込みのマナーを身に付け、情報発信がもたらす危険性と問題点を認識した上で、相手を配慮して情報を発信することができるモラルを養う。
授業の流れ
導入
  詳しく説明せず、掲示板の設置されている場所と、簡単な使い方の説明を行う。最低限のルール「一人一回は必ず書き込みを行う」だけ伝える。
展開
  掲示板を指定し、わざと匿名で書き込ませる。全員が1回以上書き込んだ後で、IPアドレスが記録・表示される掲示板に切り替えて、それまでの書き込みを見る。IPアドレスの役割とログファイルの存在を意識させ、匿名性について考えさせる。様々な形態の掲示板のサンプルを提示し、特性を説明する。その後チャットも体験させ、掲示板との違いを認識させる。
 
 
まとめ
   掲示板とチャットの違いを質問し、答えさせる。匿名発言の無秩序さと、真の匿名性は無いこと、取り消せない・コピーが出回るといった危険性についてあらためて強調する。コミュニケーションとそれに用いるツールの関係と今後について考えさせる。
 
 
指導のポイント留意点
絶対に外部からは見えない場所に掲示板を設置すること。授業後いつまでも掲示板を設置しておかないこと。
参考にした教材や資料
あらかじめパソコン室にあるサーバ内で稼働するIISに設定を施し、Perlをインストール。簡単なCGIで掲示板とチャットを構築した。
子供達の反応
授業最初に匿名で書かせた部分では、案の定へんな書き込みを行ったり、掲示板特有の表現で他人の発言を邪魔したりする書き込みがあった。しかし、説明を受けてからは、節度ある書き込み方になっていった。
今後の展開や課題
 外の掲示板に対しても授業と同じ態度で望めるかどうかが、最大の課題である。また、実名で記述する場合の議論が、匿名ほど活発に行えるのかどうかなども含めて、継続的に授業を行っていきたい。
 
このページのトップへ▲