情報モラル実践事例集 情報モラル実践事例集
実践事例集一覧へ
【個人情報の保護】
校種 学年 教科 時間数  
中学校 3年  学級活動→道徳 2  
単元
情報モラルの育成
授業の概要
  中学生がもっている、「ネット上に個人情報が流出したために実際に起きた被害や事件、個人情報が流出する代表的な場面や情報社会で適切な行動をとるために必要な知識」は断片的なものである。そこで、1日目に学級活動、次の日に道徳の時間を利用し、必要な知識を身に付けさせた上で、「自分が損をするからという理由ではなく、よりよい社会の実現のために必要だからという理由で、適切な判断をする生徒を育てる。」ことをねらいとした授業を考えた。  
この時間での情報モラル指導のねらい
個人情報がインターネット上に流出した場合の被害の様子を知らせることにより、個人情報を大切にする対応ができるようにする。(学級活動)
友人の個人情報を、知らない人に教えてしまうアユミさんの行動が許せるかどうか、また、その理由を自分で考えたり他人の考えを聞いたりする活動を通して、自他の個人情報を大切にし、他人に対して深い思いやりをもつとともに、よりよい社会の実現に努めようとする態度を養う。(道徳)
授業の流れ
導入
  個人情報の定義を伝えた上で、自分の個人情報にはどのようなものがあるかを考えさせることで、個人情報についての基本的な知識を身に付けさせる。また、実際に起きた被害や事件、個人情報が流出する代表的な場面を知らせることで、個人情報を大切にするための適切な行動の仕方についての知識を身に付けさせる。
利用した教材:別枠に記入
展開
  Webサイト「個人情報は大切なデータ」を見て、知らない人に自分の友達のメールアドレスを教えてしまうアユミさんの行動を、自分がアユミさんの友人なら、許すことができるか否か。また、その理由について考えさせる。その際、討論させる時間を設定することで、自分とは違う見方や考え方に気付かせるようにし、考えを深めさせる。
 
  利用した教材:別枠に記入
まとめ
  討論の後、再び、知らない人に自分の友達のメールアドレスを教えてしまうアユミさんの行動を、自分がアユミさんの友人なら、許すことができるか否か。また、その理由について考えさせことで、道徳性の発達段階の向上を図るようにする。
 
  利用した教材:別枠に記入
指導のポイント留意点
学級活動の時間では、必要な知識を身に付けさせるとともに適切な対応ができる生徒を育成する。道徳の時間では、学級活動の時間に身に付けた知識を生かして、情報社会の一員として適切に行動することの意義を考えさせ、よりよい情報社会の担い手になろうとする態度を養うようにする。その際、生徒同士や教師と生徒のコミュニケーションを通して、コールバーグが提言した道徳性の発達段階も参考にしながら、道徳性の向上を図るようにする。
参考にした教材や資料
利用した教材
Webサイト「@police『vol.07トラバー星〜ホームページ制作編〜』」(警察庁)
Webサイト「ネット社会の歩き方『個人情報は大切なデータ』」(財団法人 コンピュータ教育開発センター(CEC))
子供達の反応
生徒同士や教師と生徒のコミュニケーションを通して、コールバーグが提言した道徳性の発達段階も参考にしながら、道徳性の向上を図ることを意識した実践からは、自己中心的な考えにとどまっている生徒が多いことが分かった。しかしながら、実践を重ねるごとに、確実に道徳性の発達段階が向上することが確認できた。
今後の展開や課題
子供たちの反応から、情報モラルの育成に限らず、日常のモラルの育成も含めた道徳教育のあり方についても再考する必要性に気が付くことができた。今後、道徳の時間はもちろんのこと、学校の教育活動全体を通じた道徳教育の充実を図っていきたい。
 
このページのトップへ▲