情報モラル実践事例集 情報モラル実践事例集
実践事例集一覧へ
【メールと友情】
校種 学年 教科 時間数  
中学校 1年  総合 1  
単元
メールと友情
授業の概要
  本校で実施した事前アンケートにおける女子の解答ではブログを利用していると答えた生徒が約18%で男子の約8%を大きく上回った。「メールや掲示板で悪口を見たことがある、書いたことがある」の項目に関しても男子を大幅に上回った。また、「人とトラブルになった」「行き違いがあった」という回答が見られた。こうしたアンケートの分析結果から、女子にはメールと友情について考えさせ、「メールがないと友情は育たないの?」という設問から、友達とは何かを考えさせることとした。  
この時間での情報モラル指導のねらい
・メールの返信回数や速さで、友達関係を考えないことを確認する。
・メールの利点である「お互いが都合の良いときに読み書きすることができる」を再確認する。
・自分にとって友達とは何かを考る。
授業の流れ
導入
  ・前時の体験を振り返る。
・携帯電話に関するアンケートの結果を知る。
・本時の学習課題を知る。

展開
  ・メールのやり取りをしていると「すぐに返事が返ってくれる」とあなたはどう思うか考える。
・ワイコさんの考えを知る。
・「今日はやめる」「返事を書く」のどちらかを選択する。
・「なぜ、返事を書くのか」考える。
・グループで交流する。
・「今日はやめる」を選択し続きのスライドを観る。
・「メールがないと友情は育たない?」のか考える。
・クループで交流する。
・友達とは何か考える。

 
  利用した教材: 「メール依存 メールと友情」 (株式会社ベネッセコーポレーション 情報モラルNavi)
まとめ
  ・メールの返信回数や速さで、友達関係を考えないことを確認させる。
・相手の状況や気持ちを大切にすることの大切さを考えさせる。
・自分にとって友達とは何かを考え、発表させる。

 
 
指導のポイント留意点
・相手の気持ちに立って、よりよい解決方法を考えさせる。
・友人の意見を聞くことで自分の考えを深めさせる。
・メールすることが悪いのではなく、ルールを持たないこと、コミュニケーションのとり方に問題があることを確認する。
参考にした教材や資料
・八幡市情報スキル・モラル系統図
・八幡市教委貴研究所 平成17年度 研究紀要
・題材名 「メール依存 メールと友情」
(株式会社ベネッセコーポレーション 情報モラルNavi)
子供達の反応
・同性集団で実施したため意見が出やすかった。
・小学校時に情報モラルの指導を受けた生徒が学習をリードした。また本生徒の15%が「メールをずっと続ける」と答えた、指導を受けていない生徒の割合を10%下回り、冷静な対応を行う傾向が見えた。
・60%の生徒が返事を書くと答えたが、詳しく分析すると「1度、『やめる』と返信し、以後はメールをやめる」という意見が多く、ここにも小学校時に情報モラルの指導を受けた生徒への良い影響が見られた。
今後の展開や課題
・文字だけでのコミュニケーションの限界を知り、本来あるべきコミュニケーションの大切さを、どのように指導し身に付けさせるか。
・携帯電話が身近な情報端末となっている生徒たちにとって、少し時間ができると携帯電話でインターネットにアクセスし、掲示板やブログ等への書き込みが行われている。その中で相手の気持ちを考えない書き込み、匿名性から来る嫌がらせ等が見られる。継続して、この部分についての指導が必要である。
 
このページのトップへ▲