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【スパムメールへの対応<主として集団や社会とのかかわりに関すること>】
校種 学年 教科 時間数  
中学校 2年  道徳 1  
単元
チェーンメールなど問題のあるメール
授業の概要
  本学級には、パソコンや携帯電話でのメールやチャットを、家庭で日常的に楽しんでいる生徒が多い。一方、学校での生活を見ていると、級友へのからかいや中傷の言葉を軽々しく口にする場面を多く見かける。掲示板への安易な書き込みや、チェーンメール、スパムメールなどへの気軽な返信により、どのような問題が起きてくるのかをともに考え、軽率な言動を慎む姿勢を養うことを念頭に置いた。4種類の、問題を含んだメールをもとに、どこがいかがわしいかを話し合うことで、メールに含まれた陰の目的を考えさせた。また、その対処法についても考えさせた。  
この時間での情報モラル指導のねらい
・チェーンメールやスパムメールなど、受信したメールには、いろいろな問題点が含まれていることを知る。
・問題を含んだメールを見極める力と、適切に対処していこうとする気持ちを高める。
授業の流れ
導入
   東京書籍「やさしいネチケット2」中の掲示用資料より、4種類の、問題を含んだサンプルメールを資料として活用した。サンプルメールを掲示し、感じることを話し合わせた。メールの中のどの部分に不審な点を感じるかを話し合わせた。どのメールについても、言葉巧みに名前やメールアドレスなどの個人情報を引き出そうとしていることに気づかせた。
利用した教材:東京書籍「やさしいネチケット2」中の掲示用資料
展開
  サンプルメールが発信された影の目的を考え、話し合わせた。生徒からは「個人の情報を聞き出すため。」「聞き出した個人情報を別の機関に売りつけるため。」「後で品物を送りつけ、金銭を要求するため。」など、具体的な意見が多々出された。また、メールを返信したときに起こる事柄を考えさせることで、安易な言動を取らない意識を自然に持たせた。
 
 
まとめ
  個人情報に関する一覧表を見せ、個人情報の内容や、個人情報を得る目的を説明した。その後、問題を含んだメールが送信されてきた時の対処法を考えさせ、2人1組のロールプレイで実践させた。返信しようとする側、それを止めようとする側に分かれてのロールプレイは、予想以上に楽しく取り組んでいた。うまく実演していたペアに発表させることで、和やかな雰囲気の中、授業を終えることができた。
 
 
指導のポイント留意点
多種多様の価値観や考え方を引き出させたいと思ったので、一人一人の発言やプリントへの書き込みを大切にすることを心がけた。そのために、机間観察をしながら、できるだけ多くの生徒の書き込みを読み上げながら褒め言葉をかけた。発言をしやすい雰囲気づくりには大いに有効だったと思われる。また、自分の意見に自信を持たせるために、グループでの話し合いの時間を多めに取った。
参考にした教材や資料
 東京書籍のネット教材「やさしいネチケット2」中の掲示用資料から『チェーンメール』『迷惑メールのいろいろ』『個人情報とは』を引用し、活用した。いかにも日常生活で受け取りそうなメールの例だったので、わかりやかく、生徒の反応も良かった。
子供達の反応
日常生活の中で、実際に受け取った経験のある生徒もおり、ごく普通に起こりうるトラブルだと実感した生徒が多かったと思う。学習プリントに書き込まれた感想からも、生徒たちが前向きに授業に臨み、興味を持って学習に取り組んでいたことがわかる。ただ、グループ分けの指示を前もって徹底していなかったため、話し合いやロールプレイが思ったように活性化しなかったことは大きな反省点だった。
今後の展開や課題
今回はパソコンや携帯電話に関してのトラブルに焦点を絞ったが、生徒をとりまくマスメディァには、それ以外にも多種多様のものがある。教員がさまざまな事例に目を向け、アイディアを凝らすことで、この分野での指導はまだまだ広がりを持つと思われるし、これからの情報化社会のニーズに応えることにもなると思われる。
 
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