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【出会い系サイトへの対応】
校種 学年 教科 時間数  
中学校 3年  道徳 1  
単元
不審なメールへの対応
授業の概要
  学級で行った事前アンケートの結果、半数以上の生徒が自分の携帯電話を持っていること、携帯電話に知らない人からメールが届いたという経験をしていることが分かった。そのような発信者が不明なメールの中には、ワンクリック詐欺などの悪徳商法も存在する。そこで、本時の授業では、不審なメールへの対応をテーマにして、以下の手順で授業を行った。
 1 出会い系サイトからのメールを見せて、気づいたことや思ったことを発表させる。
 2 メールを見た人が取り得る行動について話し合う。
 3 出された行動の中で、望ましくない行動について話し合う。
 4 2人組になって、出された行動をしようとしている人を説得するロールプレイを行う。
 
この時間での情報モラル指導のねらい
・出会い系サイトの仕組みや相手を説得するロールプレイに、積極的に参加する。
・情報モラルに反した行為をしようとする相手を説得するロールプレイを通して、情報モラルを高める。
・出会い系サイトの仕組みや手口と、その正しい対応の仕方を知る。
授業の流れ
導入
  出会い系サイトからのメール(「恋人募集しています。最近彼氏と別れてさみしい毎日を過ごしているの。楽しく何でも話せる人、メールしてね。」)を提示し、気づいたことや思ったことを発表させる。
展開
  こういった授業は、教師からの価値の押しつけになる場合が多い。そこで、「メールを見た人が取り得る行動について話し合おう。」と発問することで、第三者的に捉えさせる。そうすることで、気軽に本音を発表させることができるのではないかと考えた。 次に、出された行動の中で、望ましくない行動について話し合う。出された行動一つ一つに対して問題ないなら○、望ましくないなら×を書かせることで、課題への集中を促す。
 
 
まとめ
  2人組になって、出された行動をしようとしている人を説得するロールプレイを行う。建前ではない興味から来る発言をさせる役と、危険性を感じ相手を説得しようとする役に分けることで、授業内容の理解を深める。また、代表ペアに発表させることで、不審なメールの見極め方や対応の仕方をまとめる。
 
 
指導のポイント留意点
導入の段階では、出会い系サイトからのメールだということは伏せて提示することで、情報モラルを知る前の個々の捉え方を明らかにする。展開の段階では、教師の押しつけではなく本音を出させるために、第三者的に捉えさせる。まとめの段階では、個々に行うロールプレイと代表のロールプレイを見ながら教師がポイントを板書することで、情報モラルを獲得させる。
参考にした教材や資料
「事例で学ぶNetモラル」(堀江龍也著・三省堂)
子供達の反応
導入時は、携帯電話を持っている生徒と持っていない生徒、持っていても不審なメールを受け取ったことがある生徒とない生徒によって異なっていた。しかし、話し合い活動やロールプレイを通して、不審なメールの見極めと対応の仕方という情報モラルを持たせることはできたと思う。ロールプレイには、意欲的に参加する生徒が多く、関心を高めることができた。
今後の展開や課題
授業の展開の仕方として、今回はメール文をプリントに印刷して提示したが、実際に携帯電話を使用して体験させた方が、よりリアリティーが生まれたのではないかという反省が残った。情報モラルに限らず、できうる限りその状況を体験させることが、生徒の理解度を高めることにつながると感じた。
 
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