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【個人情報の流出と保護】
校種 学年 教科 時間数  
小学校 5年  社会 1  
単元
情報と社会
授業の概要
  社会科で情報モラル指導に関する内容がずばりと出てくる単元である。本単元の評価規準である「情報に囲まれた自分たちの生活の良い点と問題点がわかり、情報の質を見分ける力の大切さを理解することができる。」や「情報社会の光の部分だけでなく、個人情報の漏洩などの影の部分についても考えさせる。」などがそれにあたる。 そこで、単元を通して情報化社会の光の部分を学ぶとともに、冤罪や捏造といった事件や個人情報流出問題などについて学び、情報を正しく判断したり気をつけて発信したりすることが大切であることを理解できるようにする。 本授業では特に個人情報の流出に関して取り扱い、個人情報の保護について理解する。  
この時間での情報モラル指導のねらい
個人情報の流出に関して取り扱い、個人情報の保護について理解する。
・個人情報とはどういうものか。
・個人情報はどうやって流出するか。
・個人情報が流出するとどのような事件や問題が起きるか。
・正しい対処の方法について考える。
授業の流れ
導入
  コンピュータや通信によってどんな良い点がもたらされただろう。
・便利になった。快適になった。
・安心・安全になった。
・早く情報が伝達できるようになった。
・体の不自由な人やお年寄りにやさしい機器が増えた。

展開
  逆に、コンピュータや通信の発達によってもたらされた問題点・困る点には、どんなことがあるだろうか。
・コンピュータが故障した場合、多くのことがストップしてしまう。
・おれおれ詐欺
・クレジットカードの偽造
・コンピュータウイルス
○「個人情報」にはどんなものがあるかを考えさせる。
・氏名、住所、電話番号、メールアドレス、学校名、家族
○アニメーションを見て、どんなことが問題で、どのように気をつけるべきだったのかを考える。
 ・むやみに個人情報を記入しない。
 ・無料にだまされないほうがいい。
 ・断るメールを送るのに個人情報を書くのは余計にあぶない。

 
  利用した教材:benesse「情報モラルNavi」CASE14、16
まとめ
  コンピュータや便利な情報を使うにはどのようなことが大切なのか、考えをノートに書いて発表する。
 
 
指導のポイント留意点
この学習をしたことで、危険だからやらない、危ないからICT機器を使わないといった情報社会に参画する態度が消極的にならないように留意する。
・本時までの学習で、情報社会の光の部分(便利、快適、速い伝達、生活弱者にやさしいなど) についてしっかりと認識させておく。
・本時でも、最初に情報社会の光の部分を再度押さえておく。
・危険な面をしっかりと認識した上で、情報社会に積極的に参画し正しく判断し対応することが大切であることを押さえる。
参考にした教材や資料
単元を通してNHKデジタル教材「日本とことん見聞録」かけめぐる情報 クリップ 他
Benesse「情報モラルNavi」
子供達の反応
 「個人情報」という言葉についてはよく知っていた。また、それが名前や住所、電話番号などであることも知っていた。しかし、個人情報の流出によってもたらされる問題や事件については知らなかったり、あるいは事件は知っていても、それと個人情報流出との関連づけができていなかったりした。また、電話にしろネット上にしろ、巧妙な手段で個人情報を引き出させようとしている現実については知っていなかったため、大変に興味を持ち、また驚きを持って学習していた。授業後の児童の感想では「家ではパソコンはしないけどもし使う時になったら、この授業を思い出して少し考えて行動していきたい。」や「よく知っておかないと、犯罪に巻き込まれる危険性が高くなるから、これからも悪いメールがあっても、親に無断でメールを送らないように気をつけようと思いました。」「情報がたくさんあってトラブルになったりすることがあるけど、今の時代、情報はなくてはならないもの。だから、関係のない情報は無視したり、一つの情報ばかり信じず、多くの情報で判断したりするようにする。」など、今後に生かしていきたいと考えていた。
今後の展開や課題
教科の中での情報モラル指導として行う事例として、どの教員が指導しても、いかに教科の目標を達成しながら情報モラル指導にも効果をあげるのかという点で、「情報モラルNavi」のような教材コンテンツを活用することは、以下の3点で有効な手段であろうと思われる。 (1)多忙感のある、また情報モラル指導に自信や経験の少ない教員にとって、どのような資料を 活用すればいいか難しい実態がある。その面ですでに用意されたコンテンツを活用して指導す ることは大変助けとなり、有効である。 (2)パソコン操作に自信のない教員にとっても、マウス操作だけで指導できるため、不安感なく使用していける。 (3)児童にとっても、アニメーションで分かりやすく、イメージしやすい。 今後は、他の単元、または他の教科において情報モラル指導に関連する単元を洗い出しすと共に、情報モラルNaviのようなコンテンツとの関連付けを行い、指導計画などに使用できるコンテンツを示しておくことで、指導する教員が不安感なく活用したり、また他の資料や教材と選択したりできるようにすることが重要であると考える。
 
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