目次

第31号: 〜所かわれば… 人が変われば…〜 (2001/02/06)
第32号: 〜成果発表だけ…? 知恵の共有は…?〜 (2001/02/20)
第33号: 〜 春… 〜 (2001/03/06)
第34号: 盗難と情報化… (2001/03/20)
第35号: 〜芸術家と教員と…〜 (2001/04/03)
第36号: 〜家庭内乱 チガッタ! 家庭内ラン〜 (2001/04/17)
第37号: チョット怖い話… (2001/05/01)
第38号: 〜情報が生きている情報社会って…〜 (2001/05/15)
第39号: 〜情報活用の実践力と情報活用能力〜 (2001/05/29)
第40号: 〜宝(情報)モチグサレてませぇーん??〜 (2001/06/12)

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○2001/02/06 第31号より
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【kazumi のワープ】
    〜所かわれば… 人が変われば…〜       小田和美
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 この冬は、何回か、新潟に伺う機会がありました。南国生まれ、東京育ちの私
にも、生クリーム状の雪国の風景はさほど珍しくはありません。
 しかし、生活というレベルでの雪国は、まったくの異世界なんですね〜

 昨日もこんな話を聞きました。F先生の奥様、保育園まで車で子どもを送りに
行きました。子どもと一緒に車を出た 1分後、車に建物の屋根の雪がドカッと
落ちてきて、車の屋根がペシャンコになりました(写真を見せてもらいました)。
しかも、その雪が車の屋根からバウンドして落ちて、その反動で車が1mくらい
飛び跳ねて移動したそうです。修理が聞くような破損ではなく、廃車にするしか
なかったとか!

「でも、良かったですね。それって奥さんとお子さん、命拾いした分けでしょ?」
と私。「まあ、そうですね」「で、怪我が無くてよかったね!って、奥さんを慰
めてあげたわけ?」「とんでもない! 当然、おまえが悪い!と、怒りましたよ。」
エッ、エ〜…!!! どして。。。

 でも、聞いてなんとなく納得。雪国では、雪がズリ落ちてくるような屋根の下
に車を駐車させるなんてことは、非常識。落ちてくるのがあたりまえなのだそう
です。フウ〜ン。所かわれば、常識まで変わるのですね。命がかかった冬の厳し
さと、生活のための知恵の意味深さを感じました。

 私はその話を聞いて、開口一番、「良かったね、命拾いしたね」と言い合えな
い雪国の厳しさに驚いたのですが、近くにいたN氏の反応はだいぶ違いました。
「それで、保険は利いたの?」「いえ、天然災害保険には入っていなかったので…」
「じゃ、全額自己負担?!」「マッ、そうですね。」「大変だね 予定外の出費
がきびしいね…」

 ホ〜… 人が違うと、何に驚くかもこれっくらい違ってくるものなんですね… 

 総合的な学習の時間では、これまでの教科とは違った学習が展開されます。
子どもの興味・関心に沿ったテーマ、地域の特色、環境、国際理解… そういった
課題を、子ども自身の主体的な学習で追いかけながら、自分を知る、多様な価値観
を知る、地域を知る、異国を知る、文化の違いを知る… 

イロイロな学習テーマを用意して、これから全国一斉に、新しい教育が開始されて
いくわけですが、それのネタ(材料)は、身近なところにたくさん転がっているの
ですね。





○2001/02/20 第32号より
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【kazumi のワープ】
    〜成果発表だけ…? 知恵の共有は…?〜    小田和美
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 教育工学会の冬の合宿で新潟にお邪魔したときの話です。ものしりのWさんから、
先々号の記事についての感想を伺いました。

 「巣箱の色変えたって、何もおきませんよ。都会には、意外と鳥が住んでるんで
すよね。軒下とか、屋上とか…餌も近くに、豊富にあるんです。餌のない所では、
巣箱をつけてもきませんよ。う〜ン… 街道沿いね〜」
 聞けば昔(少年の頃)、山の木々に巣箱をつけて歩かれたとか。巣箱の色を変え
るのも、経験済み。豊かな自然の中での、失敗を含む豊富な体験から得られた、人
間の知恵を、イロイロお聞きしました。お話を伺っているだけで、少年時代のWさ
んのイメージが沸いてきて、一緒にワクワク・ドキドキしてしまいました。その情
報、どうして都会の人には、伝わっていかないのでしょう… 勿論、自分で体験す
ることは大切ですが、同じことの繰り返しは情報共有して、その先のもっと面白い
ことを体験し、新しい課題に知恵を出していくのも、楽しいと思うのね〜!

 気になったので、インターネット検索をしてみました。でもね… 検索って、な
かなかヒットが難しい〜 特に、一般向けの検索ページは、欲しい情報にたどり着
くまで、ひたすら根気の勝負! アッという間に時間が経ってしまうけれど、テー
マによっては、無駄に時間が消えていく… そんな感じで、こ一時間… そこで、
思い出したのが、こねっとgoo!! 
  http"//www.goo.wnn.or.jp/index.html(サイト閉鎖)

行ってみて、正解〜! という感じで、巣箱の情報が、イロイロ手に入りました。

 でもね、巣箱の作り方とか、鳥の種類別によるお勧め巣箱のデザインとか、活動
報告とか… たくさんあるのですが、肝心の、巣箱をかける時のノウハウ… みた
いなものが、ないのですね… 
 結局、インターネット上にある情報って、成果とか結果とか、うまくいった
(いってる)ことが殆どね。「こうやったら、こんな風になっちゃった。だから、
こうしたら、うまくいった」みたいな情報のデータベースのようなもの(知恵の
データベース)が少ないってことね。


 インターネットで「巣箱」と検索すれば、そのような知恵の情報が得られるよ
うな、そんな環境になるのはいつのことでしょうね〜 





○2001/03/06 第33号より
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【kazumi のワープ】〜 春… 〜         小田和美
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 ここ数日、東京は寒波でした。毎日、冷たい風が吹き、夜はひときわ冷え込み
ました。2日(金曜日)の夜には雪になったらしく、翌朝、駐車場の車の上には
雪が残っていました。土曜日も冷え込み、日曜日は、朝から雨…
 でも、この雨から「天の気」が変わったようです。暖かい雨が過ぎた5日(月
曜日)から、コート要らずの暖かい気候になりました。ダンダン春めいてくる、
この頃の季節、昔の人は、うまく言い表していましたね。「さあ〜、なんって言
うのか、知ってるかな〜??」と聞いてみたけれど、我が家のAngels 達は、全滅
でした。「フォッフォッフォッ… 三寒四温 というのですよ。」 久しぶりに、
母の勝ち〜!!
 
 さて、月曜日の未明、机の横の出窓を、コツコツ… コツコツ… と、訪問者。
「ダ〜レ?? ここは、2階よ?」 見ると、出窓の脇に新芽をつけ枝を伸ばし
た姫リンゴに、鳥が1羽。盛んに羽を動かしながら飛びまわり、枝や出窓をつつ
いています。今年初めての訪問。今年も、私の机の横の小さな出窓に、春がやっ
てきました。渡り鳥なのかしら…?? それとも、春になって、行動範囲が広が
ったのかしら…??

 毎年、春が来ると、木々の新緑の緑の美しさに驚かされます。東京のクスンだ
空気を通りぬけ、若い緑のが眼の中で輝きます。春が来るということを、植物は
全身で受けとめ表現してるのね〜 動物もそうだわ。昆虫も鳥たちも、動物たち
も、活性化され、また活き活きと新たな活動を開始する。あったりまえのことの
ようだけれど、不思議だな〜 って、思います。春を、どうやって、感知してい
るのでしょう。人間は、カレンダーがなくても、こんなに思いきって自信もって、
「春だ!」と、行動できるのかしら… 文明社会、快適な都会の生活… こうい
うものって、弱い人間が自然を過酷と受けとめ、自分をガードするために築き上
げた巨大なヨロイだったのかもしれないな… などと、フッと、思ってしまいます。

 でもね、昔の人は、うまい言い表し方を残してくれています。(これって、意
味深〜い、漢字文化だと思うわ!) 私たち人間も、一生の間に、何度も人生を
繰り返しやりなおし、ダンダンに円熟していくわけですが、春を敏感に感じ、全
身が活性化される時期があるのよね。それが、… 青春… 活性化された可能性
を、たくさんの体験・経験の中で学習し、学び、次の自分のステップへと変えて
いける世代… 感じること、夢見ること、計画すること、チャレンジすること、
喜ぶこと、悲しむこと…
 すべてに真剣でいられる世代… 多くの人が一度は通りぬけ、多くの人がその
頃の活性を忘れ(諦め? 失い?)、年をとっていく… 

 4月、青春期の真っ只中にいる若者たちが、春を迎え、新学期を迎え、心も期
待も活性化させて私たちのもとにやってきます。その活性を、次の可能性へとつ
ないでいけるような学習環境を、今年も新たな気持ちで整えていきたいものだと
思います。それは、子どもたちのためでもあるし、そういう気構えを持ちつづけ
ることは、自分たち教員自身のためでもあると思います。

 私、いつまでも青春を忘れないで、知恵をつけながら円熟していって、いつか、
かわいいオバアチャンになりたいな〜!!





○2001/03/20 第34号より
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【kazumi のワープ】  盗難と情報化…      小田和美
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 都会は怖いところ…、先々週の金曜日の夜、食事と打ち合わせのために車を離
れた間に、車上狙いに遭いました!

 路上駐車ではなく、ちゃ〜んと駐車場にいれておいたのに、車の後ろガラスを
1枚完全に割られての犯行です。最大の被害は、パソコン&周辺機器&メモリー
類一式を入れたバック。

即、PHSで110番通報!!  
でもね、お巡りさんがやってくるまでに1時間弱(なんという、情報網!!)場所
がわからなかったのだって!、何回も連絡しあっているのに、別の駐車場と思い
込んでたみたい。
現場検証(ったって、結局そこでは何も進展なし)のあと、交番に移動して、盗
難届けなるものを出し終わるまでに、数時間、深夜になっちゃった。
それで、手書きの、盗難届け(お巡りさんが、語調を作文しながら代筆してく
れました。ハハハ…)が作成されました。
「これで、犯人探しをしてくれるのですか?」
「いえ、見つかったときに、特定するための資料です。」
「じゃあ、これが何らかの警察のデータベースにのることはないの?」
 それって、おっかしいよね。だったら、車上狙い天国じゃな〜い??

 あきらめかけていたところへ、月曜日の朝、別の所轄の警察署から大学のほう
に、「バッグ2つ、発見」の連絡(あれ? 連絡先に自宅とPHS書いておいた
のに、どして大学に…??)
 火曜日に行っみると、ひとつは私のバック。もうひとつは、他人のバック
(多分、別の被害者の)

遺失物係の人が、ニコニコと嬉しそうに、
「どうですか? 落とされたもの、ちゃんと返ってきていますか?」
と、あっけらかんと言ってくれるので、
「ハイッ!! 見事に、金目のものはすっかりとられていますわ!
 先ほど申し上げましたが、これは盗難届が出されている、車上狙いの被害物件
です。 中に入れてあった換金できそうなものや現金は、戻ってきていませ〜ん。
」といったら、係りの人、慌てて、今度は、捜査課 というところに回されまし
た。(なんだ、2つの話は つながっていなかったんだ…)

 結局、もっていかれたのは、パソコン類一式、現金、クレジットカード、(そ
してどういうわけか、ガーゼ??…私の推理では、犯人はガラスを割るとき怪我
をして、ガーゼを持っていったんじゃないかしら…)。夜のうちに、クレジット
カードや銀行の関係はとめてあったので、実質は、パソコン類一式と現金の被害。


パソコンの被害は、とても多いらしい。置き引きとか、家宅侵入とかでも、パソ
コンは取られると、それなりの盗品ルートで処分されるようです。

 盗難届は、交番から所轄の警察署に届けられた時点(ちゃんと全部届けられる
かどうかはわからないわね!)で、捜査課のデータ係によって、データベースに
入力されるのだそうです。製造番号がわかってるマシンなどは、中古を扱ってる
お店や質屋さんのルートに乗せてチェックされる。国内で処分されたのなら、い
ずれ出てきそうな感じがしてきました。パソコン内のデータは、何重かのパスワ
ードで保護されて、とりあえず安全のはず。

 しかし、経済的打撃より、これまでの情報が一切失われる被害の甚大さに、ちょ
っとボ〜ゼン状態です。分散管理すると、仕事にならないし、集中管理すると、
こういう場合に、めちゃね!
 仕事の部分のバックアップは、11日前のものしかなく、その間の11日分の
情報が、ちゃんと取り返せない。ちょうどいま、年度末で、イロイロなプロジェ
クトも取りまとめ段階だし、来年度の教材準備もはじめていたし、ここ数日で慌
しく動いた新しいお仕事関係の情報もあったので、とんでもない被害です。
 メールがいかに毎日動いていて、密な連絡を取り合いながら物事が進んでいた
のかを、身をもって再確認できました。

 とりあえず11日前に、偶然にもバックアップとっていた自分を、思わず、誉
めてしまいました!(これも、タマタマだったのよね。だって、その前のバック
アップは、6ヶ月以上前だもの!)

 これからは、パソコン狙いではなく、中の情報狙いの犯罪が、確実に起きてく
ると思います。そうなったとき、私たちは自分の情報をどこまで守りきれる知恵
を持っているのかしら…?? 自分の中の、知らず知らずのパソコン依存を、ど
こまで客観的に認知して、行動しているのかしら…??

 便利さについ、プライベートな情報と公的情報と、ゴッチャの管理していない
かしら…?? イロイロ、反省させられる事件でした。
(高い授業料だったけど!)





○2001/04/03 第35号より
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【kazumi のワープ】 〜芸術家と教員と…〜   小田和美
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 3月31日、東京に雪が降りました。雪と霧の中に開きかけた桜の淡いピンクと新
芽の緑が浮かび、なんとも美しく暖かい春の雪景色となりました。この色合い、
なかなか出すのが難しいのよね〜!!

 日本画は、こういう風景を描写するのに適した特質をもっています。日本画は
胡粉という色の粉を膠でといてキャンバスに貼り付けていくのですが、このよう
にして描いていくと、色をいくら重ねても、その下に置いた色が、粉の間から発
色してくるのです(油絵は、色を重ねると、下の色を消してしまいますね?)。
胡粉は、さまざまな材質から作られます。黄色にしても、土、植物、鉱物、金属
…といった黄色を発色している自然物を粉にしているのです。自然の色を粉にし
て幾重にも重ね、その重ね具合によってそれらの色が発色しあって、作者の意図
を超えた深い色合いがかもし出されてくるのです。

 この春の景色を見ながら日本画の面白さを考えているうち、「日本画って情報
教育の狙う、新しい教育観と似てるな〜」と思いつきました。

 実は、私の母は、日本画をたしなみます。日本画手法によって作品が創られて
いく面白さは、母の作業を見ていて知ったことです。私は母の風景画が大好きで
す。大きなキャンバスに向かって色を重ねていくうち、一つ一つでは弱い色が重
なり合って、驚くほど力強く深く自然な色合いが出てきます。美術大学で日本画
を学んだほど絵が好きな人ですから、デッサンもできています。作品はダイナミ
ックで大きな広がりを持ち、キャンバスの中に1つの風景を作り出し、母の日常や
性格からは想像もできない、別世界となっていきます。多分それは、『画家が自
然にひたすら心を寄せ、自然をそのまま活かそうと、ひたすら色を重ねることに
心砕いている』からでしょう。
 でも、母の人物画には、そのよさが出てきません。技術的には上手だと思うの
ですが、広がりや共感が感じられないのです。多分、母の対象(多くの場合、こ
どもや孫です)に対する思い入れが強く出すぎで、母だけの世界になってしまっ
ているからでしょうか…

 情報教育は、コンピュータの使い方を教えるのが目的ではないといわれます。
結果として、当然、コンピュータを使えるようになるわけですが、目的は、情報
活用能力の育成にあります。このなかで、大切なのは、自分の内側からの目的を
行動につなげ、自分の心で感じ受け止め、自分の言葉でまとめ伝え、相手を意識
しながら発信できることだと思います。そのためには、調べ学習、体験学習を通
じ、自ら考え行動していける環境作りが、大切であることもわかっています。で
も、「じゃあ、教員は、何をすればいいのでしょうか?」という質問が、必ず出
てきますね。
 
 教員の仕事は、キャンバスに日本画で風景画を描いていくようなものだと思う
のです。自分の思い入れをそこに描いても、子ども自身の可能性は広がりません。
『画家(教員)が自然(子どもの存在)にひたすら心を寄せ、自然(子どもの可
能性)をそのまま活かそうと、ひたすら色(学習環境・教材研究)を重ねることに
心砕いていけば』、教員の日常や性格からは想像もできない、別世界(子ども達)
となっていくように思うのです。
 逆に、いくら日本画手法(教材や学習環境の仕掛けを工夫する)をとっても、
一つ一つの技術がイマイチでは、ダイナミックは作品は出来上がりません。描く
側(教員)自身が、常に自分のスキルアップのための研鑚を重ねていくことが肝
要です。

 芸術家も教員も、ダイナミックな作品を世に送り出し多くの共感を呼び起こす
ために、自ら一生涯、自己研鑽を課していくという点で、ホラ!! よ〜く、に
てるでしょ〜??? 





○2001/04/17 第36号より
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【kazumi のワープ】
    〜家庭内乱 チガッタ! 家庭内ラン〜     小田和美
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 我が家では、家の中に、コンピュータを転がしてあります。特に指導するわけ
ではありませ ん。聞かれたら、答える程度で、子ども達の反応を待っていました。
最初は、ゲームマシーン だったパソコンが、デジカメ映像のプリントアウトに利
用されたり、お手紙書いたり、小説書 いたり、お小遣い帳になったりしてるうち、
インターネットにまで、こぎつきました。
 今は、インターネットにはまり込んでいて、最近では、いつ電話をしても、家
の電話は使用 中。当然、NTTさんへも、大貢献。請求書が、コンスタントに、
3万円を越すようになりまし た。そうかといって、けちなこといって学習環境を
狭めたくない。ISDN専用回線申し込み と思っていた矢先、ADSLがサービ
ス開始。光も、家庭用にサービスを開始するとかで、工 事が進んでいるようです。
 私としては、早速、ADSLに申し込んだのですが、数週間あと で、うちのエ
リアは、まだ工事ができないとの返事。 う〜ン… 今、どうしようかと思案中
。もちろん、家の中は、無線ランにして、どこでも自由に、インターネットでき
るようにする 〜!!

 常時接続の家庭内ラン。いいですよね〜 無線の技術向上と価格のダウン。チョ
ット節約す れば、快適なモバイル環境が安価に手に入ります。この数万を高いと
思うかどうかは、価値観 の問題ね! 
 そんなこんなで、子ども達も楽しみにしていた矢先、昨日の朝日新聞に、「へ
〜!!」とい う記事が載りました。

 『専用回線で家庭が簡単にインターネットと常時接続するようになって、家庭
のパソコンを 踏み台にしたハッカーが、激増している』 とか。う〜ん… これ
って、十分、ありえる話だ わ! 
 さらに、『あるエンジニアの方が異変に気づき、ログを調べたところ、ハッキ
ングされてい た。早速、警察に通報したところ、「そういうことは、コンピュー
タメーカの方に言ってくれ !」と、門前払い。結局、数日後、ネットワーク専門
の部署と連絡が取れた』 とのこと。ハ ハハ… これも、すっごくよくわかる話
ね〜!!

 でもこれは、ハッキングされた方が、自分の家のサーバーを、しっかり管理す
る能力と、役 所体制の警察と交渉する根気を持っていたから対処できたこと。ど
ちらが欠けても、うやむや に終って、個人情報も、他人の情報も、大変な状態に
なるはずだったのよね〜!!

 安く簡単に手に入る、常時接続家庭内モバイル環境… でもそれは、光と影と
が激しく戦っ ている現実のインターネト社会に、直接参入していくことなのです
ね。しっかりと、情報社会 の現状への認識を持っていないと、あっという間に、
餌食になってしまう… 

 怖い話ね〜 常時接続って、そういうことなのね〜 家の中のコンピュータも、
もう、楽し いだけの玩具ではなくなってきたわ。親の責任も重大! 単に気前よ
く環境を提供するだけで は、親としては失格になるのね… 
 だからと言って、すべての親が賢明な大人に変身できるとは限らない。となる
と、子どもへ の情報教育(情報社会の現状とモラル)が、最後の頼みの綱。これ
をしっかり理解させていか ないと、結局は子どもが傷つき大人社会の犠牲になっ
ていく… 

 情報教育、勝負の時だわ! モラルを自分の人間性としてしっかり身に付けて
いない人間が 増えると、社会自体が、どのように崩壊していくのか… 自分の感
性で考えていける子どもを 育成していけなかったら、この社会は、人間の影の部
分の思うがままに、メチャクチャになっ ていくのね!





○2001/05/01 第37号より
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【kazumi のワープ】 チョット怖い話…      小田和美
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 新学期が始まり数週間がたちました。ナントナク、緊張の面持ちだった新入生
も学園になれ、持ち前の笑顔やイタズラっぽい眼差しが見られるようになってき
ました。

 高校まで、殆どパソコンに触ってこなかった彼女たちも、大学では必修で「コ
ンピュータ」あるいは「情報処理」といった講座を受講します。この分野は、毎
年、カリキュラムを大幅に変更しながらの開講です。たいていは、オリエンテー
ションでとったアンケート等を頼りに、その年の学生さんのスキルの状態に応じ
て、カリキュラムを組み立てなおします。

 でも、ここ数年、気づいたことは、彼女達の生活は、大人の予想とは違う順番
(分野・方向)で情報化が進んでいるってこと。パケット、モードなんて用語は、
日常語。

 だからといって、通信システムを知っているわけではない。メールにはイロイ
ロあって、、ショートメール、ロングメール、Eメール、Iモード、スカイメー
ル… こちらにしたら、何のことかサッパリです。メールは、直接相手に届くも
のと思っている彼女たち。「一日数回、メールチェック」なんて話は、理解でき
ないようです。

 大人が組み立てる知識・理解の順番とは違う、こちらから見ると「マダラ模様
型理解」の情報化の中で、彼女たちは情報化社会を生きています。その生活実感
に即した切り口から、大学での情報教育が進められるわけですが、それは反面、
教授する側にとっても、新しい発見の連続でもあります。だから、教員って、面
白いのよね〜!

「ねえ、センセ! パスワードは誰にも教えちゃいけないんだったら、メールア
ドレスは? あれも、秘密なの?」 「ううん、アドレスは教えないと、手紙が
届かないからね。でもね、むやみヤタラに、人に教えるものではないわね。スト
ーカーに狙われて、嫌がらせ受けてる人もいるのよ。」

 今年、驚いた話。彼女たちの情報化は、携帯電話から広がっています。コンピュ
ータじゃあ、ないのよね。でも、メールもWebも、楽しめる世界です。その中
で、お友達感覚で、身も知らない人との繋がりが広がっていくのですが、その怖
さはまだピントきていない。その彼女たちに、結構、知らない人からのおかしな
ダイレクトメールが届いているようです。それも、多いときは、日に何通か… 
どこかで、名簿に載ってしまったのでしょう。
それが日常的になってしまうと、その異常性にも、鈍感になっていきます。今は
まだ文字情報主体で、ウィルスとは無縁の、携帯メールの世界。でも数年もした
ら、彼女たちもマイマシンを持って、パソコンインターネットの世界に入ってい
きます。そのとき、何が起きるのでしょうね〜 

 携帯メールのような、無防備な感覚でいたら、アッという間に、闇のエジキに
なってしまうように感じます。チャットにしろ、掲示板にしろ、各種のイベント
にしろ、個人・公人のサイトにしろ、善意だけでない思惑が交叉している(うらの
見えない)表通り。光も影も、同じようにスポットを浴びているインターネット、
チョットしたアンケートに答えたとたん吸い上げられ売買されていく個人情報、
否応ナシに届く身も知らない相手からのメール、空けたら最後(あけなくても、
届くだけでも最後)のウィルスたち… 

 この光と影の現実の認識と理解、自分のすべき行動の決定等々をネチケットや
情報社会の現実として学んでいく情報教育。必要なことだし、重要なことだけれ
ど、とても難しいテーマですね。しかも、子ども達は年々、こちらの知らない部
分で情報化を進めていっています。何がわかっていて、何がわかっていないのか、
正しい認識のために不足しているものは何か…

 「もう年だわ…」なんて、言ってるヒマはありませんよね〜





○2001/05/15 第38号より
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【kazumi のワープ】〜情報が生きている情報社会って…〜  小田和美
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 車上あらしに遭った話を、しましたね。そのときの警察署の話では、派出所で
聴取した被害届は、最寄の警察署に集合され、データベース化され、犯人逮捕の
ための情報として、活用されるとのことでした。原理原則としては、頼もしい話
なのですが…

 高度情報化社会では、多種多様な大量の情報が、イロイロな場所に集められて
います。それら情報を、どう公開し利用するかによって、世の中、良くも悪くも
なるのよね〜

 実は、私の車がやられた駐車場、1週間後の週末、窓ガラスが粉々に散っていま
した。その次の週末、同じ駐車場で2箇所、窓ガラスが粉々に散っていました。そ
の次の週末は、1箇所…  誰かが要望したのでしょう。その駐車場についに、ビ
デオカメラが設置されました。さすが、その週末は、その駐車場はやられません
でした。代わりに、近くの別の駐車場でガラスが散乱。その駐車場は、モニター
カメラを設置はしていましたが、作動していませんでした。その駐車場は、早速
翌日から、モニターカメラを動作させました。来週は、その駐車場も安全でしょ
う。そしてきっと、別の駐車場が狙われます。

 情報は、抱え込むものではありません。どうも日本は、さして重要でない書類
にまで「マル秘」マークをつけて、なにかというと「ここだけの話ですが…」と、
情報を抱え込みたがる傾向があるように思います。逆にいえば、それが窃盗団に
つけこまれます。ホンの狭い町の一区画で、毎週のように車上あらしが横行して
るという現実は、考えてみれば、恐ろしい状況です。その状況をよく知っている
はずの警察がその情報を公開しない限り、殆どの人には事実を知られることなく、
一見平和そうに時はすぎていきます。でもね、情報を集合させてみたら、都心で
は毎晩のように、何台もの車が窓ガラスを割られ、車上あらしの犠牲になってい
ることが、一目瞭然になるのではないかしら?
 この車上あらし情報、どうして公開されないのでしょうね… 近隣の車上あら
し情報が公開されれば、利用者は警戒し、人の目も行き届き、窃盗団もやりにく
くなることでしょうに… 

 「情報をどう活かすか」ということを、(警察も)もっと考えてほしいですね。

 みんなの町の、みんなの情報です。こんなところにも、学習の素材があるので
すよね。





○2001/05/29 第39号より
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【kazumi のワープ】
    〜情報活用の実践力と情報活用能力〜      小田和美
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 今年になってから、気になっていたことがあります。メールのアンケートをし
ていてわかったことなのですが、学生たちに、見知らぬところから、多数のチェ
ーンメール・迷惑メール・イタヅラメール・ナンパメールの類が届いているよう
なのです。
 最初その話を聞いたときは、どこかで個人情報が漏れて、名簿の販売リスト
にのったのではないかと思いました。そこで、「気軽に応じたアンケートの内
容などが、一人一円で売買されている」という話も含め、「自分の個人情報を
守るのも、これからの社会人として必要な意識なのよ」などと指導していたの
ですが、どうも、違うらしいのです。

 調べてみると、そういう訴えをしてくるのは、携帯メールだけ。携帯メールで
あれば、業者は関係なし。どうして携帯メールなのだろう… 若い子が多いから
かしら…??

 そこで、わかったこと! 簡単な話。思わず、「ナルホド〜!」と言ってしま
った私。

 携帯メールは、アドレスのつけ方が決まってますね。電話番号あるいは自分の
名前のあとに@つけて、******.jp  だから、番号とか名前とかを変えて、
手当たり次第に送るのだとか。うまい方法ですよね〜! 携帯メールを使う若い
娘の多くは、着いたらすぐ送り返しながら、メール漬け状態で使用しているから、
ヒットしやすい。PCメールでは思いつかない、メールの活用?方法です。これ
って、一応、「情報活用の実践力」ですよ…  ウ〜ン…  でも、なんかおか
しい…

 なるほど、情報活用の実践力は、目的への強い意志があれば、磨かれ伸びてい
きます。でもね、目的やその裏にある価値観が、気になりますよね。イタヅラが
嵩じて、犯罪になることだってある。情報活用の実践力だけを見て、それだけを
育成していたのでは、大きくなっていろいろな知恵がついてきたとき、収拾がつ
かないような犯罪的行動に出てくる人間も現れる。日本の教育は、そこのところ
を、どう捉えようとしているのでしょうね。

 そこで、改めて、情報教育の3本の柱を思い起こしました。日本の情報教育は
「情報活用能力」を身に付けさせることを目標にしています。そして、情報活用
能力を、
  1.情情報活用の実践力
  2.情報の科学的な理解
  3.情報社会に参画する態度
の3つの柱で抑えました。

 ということはね、情報活用の実践力だけを伸ばすのではないのですよ。小学校
のころから、情報社会に参画する態度も含めて、社会の中の自分のあり方を考え
ながら、情報活用能力を伸ばしていくというのが、情報教育の目標に、チャ〜ン
となっているわけですね。
 
 ということは、単に、道徳的なモラルだけでなく、自分自身の生き方も考えて
いける力の育成も、したいものだわ… ふ〜む…





○2001/06/12 第40号より
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【kazumi のワープ】 
   〜宝(情報)モチグサレてませぇーん??〜  小田和美
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 私が、都内のある駐車場で車上荒らしにあったこと、書きましたよね(3月20日:34号)。
自分の情報、自分で守らなきゃね。という話でした。
 そのあと続報(5月19日:38号)として、同じ駐車場で週末ごとに、何回も他
の車が車上荒らしに遭っていること、書きました。盗難届を元にデータベース作
ってるというけれど、情報を抱え込まずに公開したら、周知され注意をよび、
被害も少なくなるのではないかしら。「情報をどう活かすか」ということを、
(警察も)もっと考えてほしいですね。という話でした。

 しかしこの問題、どうやらもっと深刻なようです。実はその駐車場、その後も
毎週末、「やりたい放題」で、車上荒らしが横行しているのです。先週末も金曜
日の夜、2台の被害がありました。こうなると、不気味です。

 ・どうして、警察は動かないの?
  張り込めば、確実に捕まえられるのに…
 ・警察は、この事実を知らないの?(データベースはどうなってるの? 
  近くの派出所は、毎週末、同じ駐車場で被害届が出されているのに、疑問を
感じないわけ?
 ・そういう事件が起きていることを、駐車場のオーナーは知らないの?
 知ってて、対策を立てないわけ? 
 警察から連絡が行ってないの?
 近所の人や被害者は、教えないわけ??
・ガラスの破片が飛び散っているのに、駐車王の利用者はその意味に気付かないの?
 実は私も、自分が被害に会うまで、そのガラスが、車上荒しの被害の跡とは知
らなかった…

 私達の情報社会、どこかがおかしい…

 警察は、データベースを作ってる。交通違反や取締りの情報化なんて、ものす
ごく立派! 盗難被害も、データベースにしてるという。でも何のためのデータ
ベース…? スピード違反や駐車違反より、盗難事件の取り締まりの方が市民の
生活を守るという意味では、重点課題だと思うわ!!
 派出所の人たちは、気付かないの? 夜勤は当番制だから、気付くのが遅れて
るの? それとも、気付いても、それをどうこうしようとは思わないの? 駐在
所のお仕事ではないから? 駐在所と警察署とは、型どおりの書類上のやり取り
以外してないの? 人間の知恵やアイデアが活かされないで、市民の生活守れる
とでも思ってるの??
 街の中の駐車場、どこのどんな人がオーナーなのか、近所の人はお構いなしな
の? 自分の住んでる街で、毎週、窃盗犯が闊歩してるのに、どうして放ってお
くの??

 多分、私が被害者第一号では、なかったと思います。もっと前から、被害は続
いていたのではないかな? 
 でも被害にあった人は、二度とその駐車場には車を止めない。気にも止めない。
次から次へと、新しい被害者が、その駐車場を利用する。誰も、危険な駐車場だ
とは教えない。警察も知らぬふり。私達が、情報の波の中で、浮いたり沈んだり
している間に、盗賊団は、パトロールの時間、人の流れ、駐車している車の種類、
日本の社会習慣… 情報を的確に集め、その隙間を狙って、やりたい放題。

 互いに顔を知っている隣近所で、挨拶しあって生きてきた人間社会が、ダンダン
大型化し、互いに干渉しあわない心地よさを優先させすぎ、人間関係が薄くなった。
それを補うように、情報社会が発展してきたけれどね… その情報を、私達は活か
せていない。集めるだけじゃ、情報は意味ない。どう、活用するか、人間の知恵と
行動力が大切。でも、私達の社会は、その知恵を出し行動することに、二の足を踏
んでる。そんな気がします。自分から、問題を解決し前へ進むということを、忘れ
ている社会。だから、余計、文句が出る…

 悲しいし、とっても不気味な姿です…
 煌々と明るいライトに照らし出された駐車場に飛び散っているガラスの破片が、
私達の情報社会に、警告を発しているように見えます。