■ ほりたんの情報教育事件簿         堀田龍也  



ほりたんの情報教育事件簿(その3)        KayooMag#003(2000/03/07 )掲載

  うちの子どもたちがメールを始めた。ぼくがもうすぐ海外に2ヶ月間出張する からだ。短い出張なら,国際電話で事が足りる。半年や1年の出張なら家族を 一緒に連れて行くことになっただろうが,2ヶ月というのは何とも中途半端で ,毎日の国際電話は,国家公務員の給料にはバカにならない額になる。  そこで,電子メールで連絡をしようということになった。小学校3年生の長 男は学校でインターネットに触れる機会があるようで,ちょっとしたリーダー 役である。
 幼稚園児の次男は,まだひらがなしかわからない。長男のことを意識して, 設定はわざとローマ字入力にしている。次男には無理かなと思っていたが,次 男のために長男がなんと「ひらがなローマ字表」を作成した。例えば,ローマ 字入力では「S+A」で「さ」が入力されるわけだが,次男はアルファベット はわからないので,この表にはキートップにあるひらがなの「と+ち=さ」と 書いてあるのだ。おかげで次男も一人で電子メールが出せるようになった。
 子どもたちは毎日,1時間に1回,電子メールをチェックするようになった 。しかし,そう頻繁にメールが来るはずもない。仕方ないので,ぼくがこまめ にメールを出さなければならない。それでも,子どもたちは大喜びで,すぐに 返事を書いてくる。
 しばらく経って,パソコンに内蔵のカメラで写真を撮り,それを電子メール に添付して送信する方法を覚えた。これはかなりおもしろいらしい。その結果 ,これまた頻繁に,見慣れた顔の百面相のアップの写真が,ぼくの原稿書きの 途中で到着するようになった。

うーん…。原稿書きが進まないわけだ。出発できるのだろうか???

                出国まで,あと原稿4本! 無理じゃ!!

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